One More Shot ― 2012/12/17 21:14
まずは、ニュースから。こんどのグラミー功労賞が、ラヴィ・シャンカールほか、6組に授与されるとのこと。
グラミー功労賞発表、ビートルズへ影響与えたシタール奏者らに
このことは、ラヴィが亡くなる前に決まっていたとのこと。彼以外のメンバーに、グレン・グールドと、テンプテーションズが入っているのが興味深い。グールドは今年が生誕80周年・没後30周年だったからだろう。
さて、昨日は日本時間午前11時から、衛星チャンネルでザ・ローリング・ストーンズ結成50周年ライブの中継があり、無事に鑑賞できた。
会場は、ニュージャージー州ニューアークの、プルデンシャル・センター。私は2010年にここでTP&HBを見ている。旅行者にも便利な良い会場だ。
コンサート冒頭に映像があるのだが…時々スコセッシや、イギー、ジョニデ、エルトンのような有名人が出てきて面白いが、内容はやや冗長。無くても良かった。 テレビ中継は世界各国に向けて行われているらしく、ミックが「テレビの前のみんな、元気?!」と声をかける。「東京は!?」と訊かれたので、Yeeeeeah ! と応えておいた。
ストーンズのプレイそのものは、21世紀以降おなじみになった彼らのスタイルの踏襲。ストーンズの四人に、ベース,キーボード,コーラス二人、ホーン2本。特に前半の曲目で、シンプルな演奏が目だった。
最初にドラム隊が出てきて、リズムからして "Sympathy for the Devil" で幕が開くのかと思いきや、そうでもなかったのが意外。
選曲に関しては、出だしの "Get Off of My Cloud" がちょっと意外なほかは(でも格好良い!)、ほぼスタンダードなところではないだろうか。"Dead Flowers" などは、大好きな曲なのでかなり嬉しい。
"Wild Horses" の前に、コネティカットの銃乱射事件の犠牲者を追悼したのが、印象的で、ちょっと涙腺に来た。
一曲一曲はあまり引き伸ばさず、省エネな演奏。私はそういうロックのシンプルさが好きなので、これは歓迎。ダラダラとしたジャムやら、延々と続くギターソロなどは、あまり好きではない。
ミックのダンスも、昔よりはよほどシンプルになり、エネルギーの使い方をきちんと計算している。さすが、ミック。
ここでは、オーディエンス・ショットと放映が一緒になったような動画。"Brown Suger"
今回のコンサートは、多彩なゲスト・ミュージシャンの登場が話題になった。
まずはレディ・ガガ。私は彼女のパフォーマンスを初めて見るのだが…ええと。なんだかよく分からない。彼女自身の曲ではないし、ストーンズのステージなのだから、よく分からないのも当然なのだろうが。"Gimme Shelter" 歌唱に関しては、特にどうと言うこともなく…コメントに困る。
ステージ衣装について言及するべきなのだとしたら…巨大なウミウシ。
「レディ・ガガって、ビジュアルのイメージが先行してばかりだけど、音楽的にも実は凄いよね」…という展開には、残念ながらならず。やはり私の守備範囲ではないのだろう。
一方、ジョン・メイヤーや、ゲイリー・クラーク・Jr. などはさすがに音楽の共通点が多く、自然なコラボになって楽しめた。
そういう「音楽的な」という意味では、もちろんミック・テイラーも、とても聞き応えがあった。
それにしても、ストーンズ以降のテイラーを知らないだけに、彼の容姿にはびっくりした。最初、誰だか分からなかった。あのストールはファッション・アドバイザーに駄目出しされそうだ。
ともあれ、彼がジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズに参加するきっかけになったエピソード(クラプトンが欠席したギグに飛び入り参加した素人で、完璧なクラプトンのコピーをやってのけた!しかもエリックよりも4歳も若かった!)にしても、彼がストーンズで活躍したという経歴にしても、それを裏付ける貫禄たっぷりのギタープレイぶりだった。
でも、最後に現役ストーンズ4人と一緒にお辞儀してたのは…ちょっと違うかな。ミックが気を利かせたんだろうけど。
もう一人の大物ゲスト、ブルース・スプリングスティーン。
やはり彼は、私の守備範囲外であることを再確認した。
ストーンズの一連の50周年ライブはこれにて一段落。
さて、来年以降ワールドツアーはあるのか?はたまたニューアルバムの制作に入るのか?ストーンズはまだまだロックで楽しませてくれそうだ。
グラミー功労賞発表、ビートルズへ影響与えたシタール奏者らに
このことは、ラヴィが亡くなる前に決まっていたとのこと。彼以外のメンバーに、グレン・グールドと、テンプテーションズが入っているのが興味深い。グールドは今年が生誕80周年・没後30周年だったからだろう。
さて、昨日は日本時間午前11時から、衛星チャンネルでザ・ローリング・ストーンズ結成50周年ライブの中継があり、無事に鑑賞できた。
会場は、ニュージャージー州ニューアークの、プルデンシャル・センター。私は2010年にここでTP&HBを見ている。旅行者にも便利な良い会場だ。
コンサート冒頭に映像があるのだが…時々スコセッシや、イギー、ジョニデ、エルトンのような有名人が出てきて面白いが、内容はやや冗長。無くても良かった。 テレビ中継は世界各国に向けて行われているらしく、ミックが「テレビの前のみんな、元気?!」と声をかける。「東京は!?」と訊かれたので、Yeeeeeah ! と応えておいた。
ストーンズのプレイそのものは、21世紀以降おなじみになった彼らのスタイルの踏襲。ストーンズの四人に、ベース,キーボード,コーラス二人、ホーン2本。特に前半の曲目で、シンプルな演奏が目だった。
最初にドラム隊が出てきて、リズムからして "Sympathy for the Devil" で幕が開くのかと思いきや、そうでもなかったのが意外。
選曲に関しては、出だしの "Get Off of My Cloud" がちょっと意外なほかは(でも格好良い!)、ほぼスタンダードなところではないだろうか。"Dead Flowers" などは、大好きな曲なのでかなり嬉しい。
"Wild Horses" の前に、コネティカットの銃乱射事件の犠牲者を追悼したのが、印象的で、ちょっと涙腺に来た。
一曲一曲はあまり引き伸ばさず、省エネな演奏。私はそういうロックのシンプルさが好きなので、これは歓迎。ダラダラとしたジャムやら、延々と続くギターソロなどは、あまり好きではない。
ミックのダンスも、昔よりはよほどシンプルになり、エネルギーの使い方をきちんと計算している。さすが、ミック。
ここでは、オーディエンス・ショットと放映が一緒になったような動画。"Brown Suger"
今回のコンサートは、多彩なゲスト・ミュージシャンの登場が話題になった。
まずはレディ・ガガ。私は彼女のパフォーマンスを初めて見るのだが…ええと。なんだかよく分からない。彼女自身の曲ではないし、ストーンズのステージなのだから、よく分からないのも当然なのだろうが。"Gimme Shelter" 歌唱に関しては、特にどうと言うこともなく…コメントに困る。
ステージ衣装について言及するべきなのだとしたら…巨大なウミウシ。
「レディ・ガガって、ビジュアルのイメージが先行してばかりだけど、音楽的にも実は凄いよね」…という展開には、残念ながらならず。やはり私の守備範囲ではないのだろう。
一方、ジョン・メイヤーや、ゲイリー・クラーク・Jr. などはさすがに音楽の共通点が多く、自然なコラボになって楽しめた。
そういう「音楽的な」という意味では、もちろんミック・テイラーも、とても聞き応えがあった。
それにしても、ストーンズ以降のテイラーを知らないだけに、彼の容姿にはびっくりした。最初、誰だか分からなかった。あのストールはファッション・アドバイザーに駄目出しされそうだ。
ともあれ、彼がジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズに参加するきっかけになったエピソード(クラプトンが欠席したギグに飛び入り参加した素人で、完璧なクラプトンのコピーをやってのけた!しかもエリックよりも4歳も若かった!)にしても、彼がストーンズで活躍したという経歴にしても、それを裏付ける貫禄たっぷりのギタープレイぶりだった。
でも、最後に現役ストーンズ4人と一緒にお辞儀してたのは…ちょっと違うかな。ミックが気を利かせたんだろうけど。
もう一人の大物ゲスト、ブルース・スプリングスティーン。
やはり彼は、私の守備範囲外であることを再確認した。
ストーンズの一連の50周年ライブはこれにて一段落。
さて、来年以降ワールドツアーはあるのか?はたまたニューアルバムの制作に入るのか?ストーンズはまだまだロックで楽しませてくれそうだ。
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