Harry & Paul : The Beatles ― 2011/02/27 22:17
物知りな人に教えていただき、最近また英国BBCでビートルズモノのコメディが作られていることを知った。てっきり、次の「イエロー・サブマリン」でポールを演じる、ピーター・セラフィノウィッチだと思っていた。実際は、ハリー・エンフィールドと、ポール・ホワイトハウスによるスケッチ(コント)番組,[Harry & Paul] の中のキャラクターモノの一つだった。
設定では、ビートルズは1964年ごろのイメージのまま、歳をとり、解散も死ぬ事もなく未だに元気にやっていることになっている。人気も相変わらずで、「元ガールズ」に追いかけまわされている。エンフィールドはジョン、ホワイトハウスはジョージを演じており、そのほかはゲストコメディアンが演じている。
まずはかるく、"All You Need is Love and Biscuits"
ビートルズが年を取っても…というよりは、映画 [A hard day's night] の4人を白髪にしただけという気もするが。マネージャーは、ブライアン・エプスタインというよりは、あの映画のマネージャーを踏襲しているらしい。しかし、プロデューサーはもちろんジョージ・マーティン。この人は常にコントロール・ブースに居ることになっている。
Fab4の真似は意外と似ている!音楽はさすがにニール・イネスの域には達していないが、かなり良い。
スタジオに乱入する、眉毛オエイシズ兄弟(このコメディの制作は去年なので、とっくに別れているはずだが)。ビートルズのマネージャーは、若造にヘコヘコする癖があるらしいが、マーティン先生は冷静。「ビートルズのスタジオに、ボブ・ディランをよろしく。」すると、本当にディラン様がやってくる(こっちはなぜか白髪ではない)。「よーう、オエィシズ兄弟、ドラッグいらないかーい?」…なんだ、その危ないジョークは。第一、この人はキースじゃないのか…?
お次は、ボーンマスでの楽しい休暇![A Long Weekend in Bournemouth"。なぜかここにもボブ・ディランが登場する。かなりディラン様が好きらしい。
もちろん、怪しいドラッグをすすめるディラン様。その影響でかなりぶっ飛んだサイケ傾向の演奏を始めてしまい、可愛いFab4を妄信しているマネージャー(ここはブライアンの反映かも)がうろたえる。でもこれはジョークで、やっぱりビートルズは今までのビートルズなのでありました。よかったね。
もう一つ、面白かったのは "Yelp"。ビートルズもそれなりのお歳なので、あそこの癌検診の周知活動を始めることにした。
途中で、ボノ様登場。例によって若者(比較の問題)にヘコヘコするマネージャー。ところが、あそこの癌検診ともなると、ビートルズは容赦しない!ボノ様も形無しなのでありました。
ほかには、「ターバックス」という、しょうもないコーヒーショップ(?)で、ジョンが「俺達はチーズよりビッグだ」と発言して、場を凍らせるtarbucksも面白い。
やはりビートルズはキャラクターとしても存在感があって、やりがいのある素材なのだろう。エリック・アイドルと、ニール・イネスの「ラットルズ」や、ピーター・セラフィノウィッチ(当ブログ記事はこちら)も、実に分かりやすく面白いスケッチに仕上げてくる。ビートルズの偉大さとともに、やはりブリティッシュ・コメディのクォリティの高さを思い知らされる。
ハリー&ポールでは、次のシリーズでもビートルズをやってもらえるのだろうか。楽しみだ。
設定では、ビートルズは1964年ごろのイメージのまま、歳をとり、解散も死ぬ事もなく未だに元気にやっていることになっている。人気も相変わらずで、「元ガールズ」に追いかけまわされている。エンフィールドはジョン、ホワイトハウスはジョージを演じており、そのほかはゲストコメディアンが演じている。
まずはかるく、"All You Need is Love and Biscuits"
ビートルズが年を取っても…というよりは、映画 [A hard day's night] の4人を白髪にしただけという気もするが。マネージャーは、ブライアン・エプスタインというよりは、あの映画のマネージャーを踏襲しているらしい。しかし、プロデューサーはもちろんジョージ・マーティン。この人は常にコントロール・ブースに居ることになっている。
Fab4の真似は意外と似ている!音楽はさすがにニール・イネスの域には達していないが、かなり良い。
スタジオに乱入する、眉毛オエイシズ兄弟(このコメディの制作は去年なので、とっくに別れているはずだが)。ビートルズのマネージャーは、若造にヘコヘコする癖があるらしいが、マーティン先生は冷静。「ビートルズのスタジオに、ボブ・ディランをよろしく。」すると、本当にディラン様がやってくる(こっちはなぜか白髪ではない)。「よーう、オエィシズ兄弟、ドラッグいらないかーい?」…なんだ、その危ないジョークは。第一、この人はキースじゃないのか…?
お次は、ボーンマスでの楽しい休暇![A Long Weekend in Bournemouth"。なぜかここにもボブ・ディランが登場する。かなりディラン様が好きらしい。
もちろん、怪しいドラッグをすすめるディラン様。その影響でかなりぶっ飛んだサイケ傾向の演奏を始めてしまい、可愛いFab4を妄信しているマネージャー(ここはブライアンの反映かも)がうろたえる。でもこれはジョークで、やっぱりビートルズは今までのビートルズなのでありました。よかったね。
もう一つ、面白かったのは "Yelp"。ビートルズもそれなりのお歳なので、あそこの癌検診の周知活動を始めることにした。
途中で、ボノ様登場。例によって若者(比較の問題)にヘコヘコするマネージャー。ところが、あそこの癌検診ともなると、ビートルズは容赦しない!ボノ様も形無しなのでありました。
ほかには、「ターバックス」という、しょうもないコーヒーショップ(?)で、ジョンが「俺達はチーズよりビッグだ」と発言して、場を凍らせるtarbucksも面白い。
やはりビートルズはキャラクターとしても存在感があって、やりがいのある素材なのだろう。エリック・アイドルと、ニール・イネスの「ラットルズ」や、ピーター・セラフィノウィッチ(当ブログ記事はこちら)も、実に分かりやすく面白いスケッチに仕上げてくる。ビートルズの偉大さとともに、やはりブリティッシュ・コメディのクォリティの高さを思い知らされる。
ハリー&ポールでは、次のシリーズでもビートルズをやってもらえるのだろうか。楽しみだ。
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