Mojo, Mitsuko & Conchords2011/02/13 23:18

 日本時間の明日の朝、第53回グラミー賞授賞式が行われる。
 グラミーを獲得することにそれほどこだわる必要はないが、好きなアーチストがノミネートされると、やはり受賞してほしいと思う。

 注目はなんといっても、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのアルバム、[Mojo] だ。Best Rock Album にノミネートされている。私の個人的な意見としては、この [Mojo] は過去2~3作と比較しても、一般受けすると思うし、評価も上々という感触がある。十分受賞が期待できる。
 対抗馬は、ニール・ヤングに、ジェフ・ベック、ミューズ、パール・ジャム。…ベテラン勢も一応ノミネートはしておいて、受賞は若手に…というありがちパターンになりそうな気もするが、それはそれで良いだろう。

 私がとりわけ気にかけているのは、クラシック部門だ。普段はクラシックに興味がないのだが、今回、Best Instrumental Soloist(s) Performance (with Orchestra) に、内田光子がノミネートされているのだ。



 得意としている、モーツァルト。クリーヴランド・オーケストラと録音した、ピアノ協奏曲No.23&24だ。他のノミネート作品は、ドハーティだの、ドルマンだの、いったい何者なのかもわからないようなマイナーな作曲家ばかり。この環境で内田さんが王道モーツァルトで受賞したら、さらに凄かろう。演奏もとても良い。当たり前だが。

 もう一つ気になるのは、Best Comedy Album - フライト・オブ・ザ・コンコーズがノミネートされているのだ。これが、アルバムのタイトル曲。



 彼らがノミネートされるのは初めてではないだろうが、さてどうなるか。なかなか日本でウケそうな気配はない。今回は、対抗馬にロビン・ウィリアムズが入っているので、ちょっと無理かも知れない。
 私なこの曲の方が好きだな。



 そういえば、日本時間明日ということは、2月14日だ。バレンタインデーというと、いつもレコスケくんを思い出す。
 ともだちのレコゾウくんが、いいかげんなニセ・シールド・アルバムを大量に偽造し、レコスケくんに売りつける(無論、全部ジョージ)。レコゾウくんは、もったいないから開封しないだろうとたかをくくっていたのだが、レコスケくんは我慢できずに、[All Things Must Pass] を開けてしまった。すると…

「中から国生さゆりのファースト・アルバムが出てきた!!!」
「いや、そ、それは…」
「これさぁ…もしかしたら、この『バレンタインデー・キッス』、フィル・スペクタプロデュースかもしれないよっ!!ね!!」


 たぶん、レコスケくんでは一番笑った。