George in a White Sweater2022/05/12 21:48

 ザ・ビートルズの映画 [Get Back] ―― 配信と一部の劇場公開だけで、DVD, Blu-ray での発売はないかも知れないとも言われたが、結局発売されることになった。ものすごい価格で。
 ビートルズではあるが、これは例外的に買わないと思う。見ていて楽しくなる映画ではないし、長すぎる。

 しかし、この映画にも良いところはある。ジョージ・ファン仲間でもっぱら話題になったのは、ジョージのファッションが素敵なところだ。リンゴもだけど、やはり美男子でアンニュイなお年頃なジョージのファッション・ショーのような美しさは、際立っていた。
 基本的に、色彩はカラフル。赤、紫、緑、難しい色を難なく着こなす。フリルやパフスリーブなど、華やかでフェミニンなデザインも誰よりも似合っている。そのくせヒゲ。
 南国の極楽鳥のような鮮やかさも良いが、私が [Get Back] を見ていて一番素敵だと思ったジョージの服装は、意外にもシンプルなスタイルだった。映画の終盤に登場する、白いセーターにデニムという装いである。



 微妙に襟ぐりがあいているて、首が見えるのが…ときめくのよ…!なんかね、無防備というか、小悪魔的というか!着飾らなくても輝いているジョージ炸裂。たまらん。
 「ライブをやれと言われればやるけど、屋根の上でやるのはやだな…」とジョージがいうと、リンゴが「ぼくはやりたいよ」という。リンゴを見てちょっと微笑む。あああああああ可愛い…!
 50年経ってもまったく魅力が損なわれない、永遠の美しきジョージであった。