White Room 19972019/03/28 22:10

 フィギュアスケートと言えば、すっかり話題にし損ねているうちに、シーズンが終わってしまったのが、 ボーヤン・ジンのSP, "While My Guitar Gently Weeps" だ。
 ピーター・フランプトンのカバーなのだが、テレビの字幕では「by ビートルズ」と表示されてなんだか変な感じだった。

 ピーター・フランプトン、ピーター・フランプトン。リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドにも参加していたよね・・・などと思いながら、見つけたのがこちら。1997年、リンゴ&ASBのライブにおける、ジャック・ブルースの "White Room" ――
 私は、ピーター・フランプトンというと、長髪のイメージしかなかったのだが ・・・ そりゃあ、いつまでも長髪ってわけにも行かないよね・・・それを思うと、やっぱりトムさんって凄かったな・・・



 これって、ものすごく格好良い!ほかの誰のバージョンよりも、格好良いのではないだろうか。
 この演奏を聴くと、"White Room" というのは、そもそもベースとドラムスの曲なのだと思い知らされる。華やかなギターサウンドはお飾りで、本当の骨太でクールな格好良さは、ベースとドラムが完全に世界を作っている。
 しかもこの演奏、リンゴという希代のドラマーが加わっているのだ。重いだけではない、絶妙な前のめり感。
 リンゴのライブに関して、彼が前に出てきて歌ってくれるのも良いけど、ドラムを叩きまくってほしいと言った人がいた。それは同感。

 ジャック・ブルースのヴォーカルがまた良い。かれは別に美声の持ち主でも、ブルージーな味わいの声でもない。唯一無二、ジャック・ブルースの声で、この曲によく合っている。
 彼による "White Room" はもう聞けないのだと思うと、とても惜しまれる。

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