George Harrison guitar mystery ― 2015/05/12 22:01
5月10日の Liverpool Echo によると、リヴァプールはアンフィールド在住のBob Blowesさんが53年前に購入したアコースティック・ギターの、前の持ち主は、ジョージ・ハリスンだったのではないかという。
Grandfather's appeal over 'George Harrison' guitar mystery
1962年、ギターを習うために地元アンフィールドの楽器店で、サクソンというメーカーの大きなアコースティック・ギターを買った Blowes さん当時22歳。アンフィールドというのは、昔はエバートン,今はリヴァプールFCのホーム・フィールドがあることで有名なところだ。
その店の店員が言うには、ビートルズというバンドの一人が、持ち込んできた楽器で、エレクトリック・ギターと交換したとのこと。Blowes さんはビートルズの事を知らなかったので、彼らが有名になるまで気に留めていなかった。
Blowesさんは長年このギターの来歴を知りたいと思っていたが、去年、Liverpool Echo に同じようなギターを持ったジョージ・ハリスンの写真が掲載されたのだ。
ジョージが家族と一緒に住んでいたアプトン・グリーンの家がオークションにかけられたことを報じる記事だ。
Blowes さん曰く、形もバックルも自分が持っているギターと同じ。ポール・マッカートニーに確認できないかとも考えているとのこと。
たしかに、1962年までのジョージ所有ギターとなると、ダニーにも分からないわけで、意外と一番分かっていそうなのはポールかも知れない。
この記事の奇妙なところは、Blowesさんが見たというLiverpool Echo掲載の写真は載っていないところ。それと比べないことには、どうにもならないのだが…
アプトン・グリーンの家の前のジョージといえば、この写真が有名だが…
おおおおお…カワイィィィィ!!!
うーん、これはケースしか写っていない。
Blowesさんの "matched the shape and all the buckles up to mine" という表現が少し気になる。ギターでバックルというのは、何のことだろう?普通はストラップのバックルを想像するのだが…もしや、ケースの金具のこと…?!
しかし、まさかギターケースだけを見て、自分が所有しているギターの形と似ていると判断するだろうか?53年前の店員の言葉があるとは言え…
アプトン・グリーンの家で、ジョージがお母さんと一緒に撮った写真にも、ギターが写っている。
前から思っているのだが、母子そろって、何を飲んでいるのだろう?
ともあれ、ここにも Blowes さんのサクソンは無い…いや、お母さんが右手でネックを持ち、ソファの背に横たわっているギターがそれなのか?!
これはまさに、ミステリー。Blowesさんのギターのネックに、ジョージのママの指紋が残っていれば…いや、もちろんジョージの指紋でも良いのだけれど。さすがに50年もたって、Blowesさんが触り、拭いてしまっては、検出不能だろう。
ニール・アスピノールが健在だったら、彼でも分かったかも知れない。
ここはやはり、ギター探偵サー・ジェイムズにお出まし願いたい。
ともあれ、50年以上前に偶然手に入れたギターが、ビートルズに関連していたと思うとドキドキするに違いない。もっとも、弘法大師や源義経と同じように、ビートルズに関する無数の伝説がリヴァプールのみならず、世界中にあるのだろう。それはそれで、お伽めいていて良い。
Grandfather's appeal over 'George Harrison' guitar mystery
1962年、ギターを習うために地元アンフィールドの楽器店で、サクソンというメーカーの大きなアコースティック・ギターを買った Blowes さん当時22歳。アンフィールドというのは、昔はエバートン,今はリヴァプールFCのホーム・フィールドがあることで有名なところだ。
その店の店員が言うには、ビートルズというバンドの一人が、持ち込んできた楽器で、エレクトリック・ギターと交換したとのこと。Blowes さんはビートルズの事を知らなかったので、彼らが有名になるまで気に留めていなかった。
Blowesさんは長年このギターの来歴を知りたいと思っていたが、去年、Liverpool Echo に同じようなギターを持ったジョージ・ハリスンの写真が掲載されたのだ。
ジョージが家族と一緒に住んでいたアプトン・グリーンの家がオークションにかけられたことを報じる記事だ。
Blowes さん曰く、形もバックルも自分が持っているギターと同じ。ポール・マッカートニーに確認できないかとも考えているとのこと。
たしかに、1962年までのジョージ所有ギターとなると、ダニーにも分からないわけで、意外と一番分かっていそうなのはポールかも知れない。
この記事の奇妙なところは、Blowesさんが見たというLiverpool Echo掲載の写真は載っていないところ。それと比べないことには、どうにもならないのだが…
アプトン・グリーンの家の前のジョージといえば、この写真が有名だが…
おおおおお…カワイィィィィ!!!
うーん、これはケースしか写っていない。
Blowesさんの "matched the shape and all the buckles up to mine" という表現が少し気になる。ギターでバックルというのは、何のことだろう?普通はストラップのバックルを想像するのだが…もしや、ケースの金具のこと…?!
しかし、まさかギターケースだけを見て、自分が所有しているギターの形と似ていると判断するだろうか?53年前の店員の言葉があるとは言え…
アプトン・グリーンの家で、ジョージがお母さんと一緒に撮った写真にも、ギターが写っている。
前から思っているのだが、母子そろって、何を飲んでいるのだろう?
ともあれ、ここにも Blowes さんのサクソンは無い…いや、お母さんが右手でネックを持ち、ソファの背に横たわっているギターがそれなのか?!
これはまさに、ミステリー。Blowesさんのギターのネックに、ジョージのママの指紋が残っていれば…いや、もちろんジョージの指紋でも良いのだけれど。さすがに50年もたって、Blowesさんが触り、拭いてしまっては、検出不能だろう。
ニール・アスピノールが健在だったら、彼でも分かったかも知れない。
ここはやはり、ギター探偵サー・ジェイムズにお出まし願いたい。
ともあれ、50年以上前に偶然手に入れたギターが、ビートルズに関連していたと思うとドキドキするに違いない。もっとも、弘法大師や源義経と同じように、ビートルズに関する無数の伝説がリヴァプールのみならず、世界中にあるのだろう。それはそれで、お伽めいていて良い。
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