Tom Petty & The Heartbreakers Live 2013 ― 2014/06/27 21:34
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのファン・クラブであるHighway Companion Club。その会員特典として、去年のライブの音をもらった。
一つの会場での一つのライブではなく、ザ・フォンダ,ビーコン・シアター,ボナルーから数曲ずつ、あつめている。
ソングリストは以下の通り。
So you want to be a rock 'n' roll star
(I'm not your) Steppin' stone
Love is a long road
Two gunslingers
When a kid goes bad
Willin'
The best of everything
Tweeter and the Monkey man
Baby, please don't go
Rebels
A woman in love (it's not me)
大きく分けて、「お気に入りのカバー曲」,「あまりライブでやったことのない曲」,「以前はライブでお馴染みで、アレンジの違う曲」という感じだろうか。
まず印象的なのは、冒頭の "So you want to be a rock 'n' roll star" 。これは、私がTP&HBを好きになるきっかけになった曲。それだけに、この21世紀TP&HBバージョンは感慨もひとしおだ。
バンドワーク的には、よりバーズに近いのだろうか。で、あれば曲の終わり方は少し変えた方が良かったかも知れない。ともあれ、素晴らしい演奏で感激。
特に、コーラスワークがだいぶ分厚くなったのが良かった。スタンとハウイという最高のシンガーを失って以来、スコットが独り気を吐いていたが、この演奏では、左側からベンモントとロンらしき声がしっかり厚みを加えている。もちろん、スコットほどの際だった働きではないが、確実に豊かなコーラスワークを形勢している。
そういえば、ベンモントは自分のヴォーカルでソロ・アルバムを出したのだから、このくらいの貢献はしてくれないとね!
コーラス・ワークの素晴らしさは、続く"(I'm not your) Steppin' stone" でも発揮されている。そもそも、この曲格好良い!
"Two gunslingers" のライブバージョンは初めて聴いた。物語のある曲を、切々と歌い上げるトムさんの声がたまらない。
そして、ベンモントのピアノ・ソロも美しい。押さえた演奏ながら、繊細さがある。弱音ペダルを踏んでいるようには聞こえないが…。やがて、控えめながらソロに加わるマイクとの優しくで甘い絡みがまたいい。
カバー曲はどれも素晴らしいが、リトル・フィートの "Willin'" は、イントロからもう泣きそうなくらい。トムさんのヴォーカルが少し重めなので、ずしっとした演奏だが、曲そのものの美しさが引き立つ感じで良い。"Knockin' on the heaven's door" でこういう格好良くて感動的な演奏をよく聴く。
マイクのギターソロが、やり過ぎないエリック・クラプトンみたいでこれまた格好良い。
"Rebels" のマイルドなバージョンも良いけど、やや無理があるか。"Hey, hey hey" のコールが、この演奏には合っていないのだろう。曲の終わり方も昔のライブの時と同じで、こういうところも、もう少し工夫しても良いかも知れない。
ウィルベリーズ・ファンとしては、やはり白眉は "Tweeter and the Monkey man"。ディランも負けずにライブで披露してもらいところだ。
長いソロ・パートの後に、最後のヴァースをだんだんとヴォリュームアップして盛り上げていく様が決まっている。ウィルベリーズのオリジナルより、重めのスティーヴのドラミングが、この曲とよく合っている。
さて、今年のツアーではどんな演奏を聴かせてくれるだろうか。ウィルベリーズの曲は?!このライブ・アルバムのようなラインナップも良いし、かといって "American Girl" や "Free Fallin'" がないのは寂しいような気もする。
あと1ヶ月に迫った新譜とともに、ツアーも楽しみだ。
一つの会場での一つのライブではなく、ザ・フォンダ,ビーコン・シアター,ボナルーから数曲ずつ、あつめている。
ソングリストは以下の通り。
So you want to be a rock 'n' roll star
(I'm not your) Steppin' stone
Love is a long road
Two gunslingers
When a kid goes bad
Willin'
The best of everything
Tweeter and the Monkey man
Baby, please don't go
Rebels
A woman in love (it's not me)
大きく分けて、「お気に入りのカバー曲」,「あまりライブでやったことのない曲」,「以前はライブでお馴染みで、アレンジの違う曲」という感じだろうか。
まず印象的なのは、冒頭の "So you want to be a rock 'n' roll star" 。これは、私がTP&HBを好きになるきっかけになった曲。それだけに、この21世紀TP&HBバージョンは感慨もひとしおだ。
バンドワーク的には、よりバーズに近いのだろうか。で、あれば曲の終わり方は少し変えた方が良かったかも知れない。ともあれ、素晴らしい演奏で感激。
特に、コーラスワークがだいぶ分厚くなったのが良かった。スタンとハウイという最高のシンガーを失って以来、スコットが独り気を吐いていたが、この演奏では、左側からベンモントとロンらしき声がしっかり厚みを加えている。もちろん、スコットほどの際だった働きではないが、確実に豊かなコーラスワークを形勢している。
そういえば、ベンモントは自分のヴォーカルでソロ・アルバムを出したのだから、このくらいの貢献はしてくれないとね!
コーラス・ワークの素晴らしさは、続く"(I'm not your) Steppin' stone" でも発揮されている。そもそも、この曲格好良い!
"Two gunslingers" のライブバージョンは初めて聴いた。物語のある曲を、切々と歌い上げるトムさんの声がたまらない。
そして、ベンモントのピアノ・ソロも美しい。押さえた演奏ながら、繊細さがある。弱音ペダルを踏んでいるようには聞こえないが…。やがて、控えめながらソロに加わるマイクとの優しくで甘い絡みがまたいい。
カバー曲はどれも素晴らしいが、リトル・フィートの "Willin'" は、イントロからもう泣きそうなくらい。トムさんのヴォーカルが少し重めなので、ずしっとした演奏だが、曲そのものの美しさが引き立つ感じで良い。"Knockin' on the heaven's door" でこういう格好良くて感動的な演奏をよく聴く。
マイクのギターソロが、やり過ぎないエリック・クラプトンみたいでこれまた格好良い。
"Rebels" のマイルドなバージョンも良いけど、やや無理があるか。"Hey, hey hey" のコールが、この演奏には合っていないのだろう。曲の終わり方も昔のライブの時と同じで、こういうところも、もう少し工夫しても良いかも知れない。
ウィルベリーズ・ファンとしては、やはり白眉は "Tweeter and the Monkey man"。ディランも負けずにライブで披露してもらいところだ。
長いソロ・パートの後に、最後のヴァースをだんだんとヴォリュームアップして盛り上げていく様が決まっている。ウィルベリーズのオリジナルより、重めのスティーヴのドラミングが、この曲とよく合っている。
さて、今年のツアーではどんな演奏を聴かせてくれるだろうか。ウィルベリーズの曲は?!このライブ・アルバムのようなラインナップも良いし、かといって "American Girl" や "Free Fallin'" がないのは寂しいような気もする。
あと1ヶ月に迫った新譜とともに、ツアーも楽しみだ。
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