美しいLet It Roll!2009/05/05 21:15

 ジョージのベスト・アルバム [Let It Roll] は、トラック・リストに続いてジャケットも公開された。



 ソロ時代だから、「髭ボー髪ボー&サングラスで誰だか分らん」とか、「頭上にカエルのカーミット」とか、「半ズボンにキャップの小学生コスプレ」など、とんでもないジャケットを覚悟していたのだが、なんとビートルズ時代の若くて美しいジョージではないか!
 ソロのベスト・アルバムなのに、ビートルズ期の写真で良いのかという気もするが、この写真の時期はすでに、「こんなバンドやめてやる」な気分で、ソロ名義での発表になる曲も沢山作っていたから…つまり、ソロ・アーチストとしての原点を表現していると言えなくもない。
 ともあれ、美男子で慈しみ深くて、ミステリアスなジョージのアップは、女子へのアピール度満点!いろいろ理屈を並べてみたが、要するに心の中では「きゃーーーー!!!」…というわけ。

 ニュースサイトには、ビートルズの「いわくつきサイン」が高額で落札された話題が載っていた。なんでも、ジョージが白血病の少女のために、他の3人のサインを「偽造」したという、美談(?)つきとのこと。
 ジョージには、こういうことをヌケヌケとやってのける図々しさがある。この話しかり、「デイモン・ヒルのためにFree as a bird フライング演奏事件」しかり。何でもないような顔をして、「ええ、やりましたけど。何か?」…ジョージのそういうところが、多くの人を魅了したのだろう。私たちファンも、彼の音楽のみならず、そんなニクイところも愛している。

 ジョージに関する「良い話」というのは、多数存在するし、中には作り話もあるだろう。
 私がウェッブで見かけた「話」は、次のようなもの。

 70年代前半、ヘロインに溺れて世捨て人状態だったエリック・クラプトン。音楽活動を停止していたので、収入が減ってしまい、ヘロインを購入する金に困る。そこで高価なギターを次々に売り飛ばし、ヘロインを購入した。
 数年して、エリックは友人たちの助けも得て音楽へカムバックしようと決意する。しかし、その時には手元に大事なギターがない。するとジョージがやってきて、エリックが手放したギターを一式、差し出してくれたではないか。
 実は、エリックがカムバックする日を信じて、ジョージがエリックの放出したギターをせっせと買い戻していたのである…

 …と、まぁ良くできたお話である。でき過ぎている。おそらく作り話だろう。しかし、「ジョージなら有り得る」と思わせるところが、この話の上手いところ。友達のためなら何でもするジョージならではの、良くできた伝説だ。

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