Tom Petty's Guild2022/03/26 21:26

 ウクレレの先生は、私よりも若く、プロのギタリストなのだが、最近ヴィンテージの良いアコースティックギターを思い切って購入したという。
 曰く、「三大アコースティックギターの一つ」とのこと。
 三大アコースティックギター … マーティン,ギブスン…
「ギルドです!確かに、『三大』っていうと、ギルドだけちょっと違うんすよね…」
「ドイツ音楽三大 "B" バッハ、ベートーヴェン、…ブラームス?みたいな?」
「そうそう、三大ギタリスト、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、…ジミー・ペイジ?とか!NI ぶちさんの好きなトム・ペティも使ってるはずですよ、ギルド。ギルドのホームページに載ってましたもん。」

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 確かに、2000年代のところに、トムさんが登場する。「あのアメリカン・ロックの魂が」使っていたんですよ!と強調したいところだろう。
 トムさんのギルドのアコースティックギターは、ファンにはお馴染みの、ちょと珍しい深いブラウンの12弦ギターのことである。
 多分、最初期に登場したのは1992年の [Bob Fest] だろう。



 これ以来、ずっとトムさんのライブシーンを共にしている。
 こちらは、2002年の [Concert for George] での " I Need You" ―― アコースティックギターを弾いているのはトムさんだけなので、その独特の音色がよく分かる。



 デビュー30周年の記念ライブでも一緒で、後年はギブスンに変わるが、この頃は "I Won't Back Down" で使用している。
 この頃には、ピックアップが追加されている。



 結局、このギルドの12弦は、最後までトムさんと旅を共にした。2017年9月、最後のライブとなったハリウッドボウルでも、"Yer So bad" で使用されている。
 トムさんのたくさんのギターはその後、どうしたのだろう。いくつかはマイクと共有していたので、マイクの手元にあるかも知れないし、いまだにクラブハウスにあって、主をうしなったギターたちを、バグズが見守っているのかも知れない。

コメント

_ 栗田雅人 ― 2022/03/27 18:23

ギルドのギターを取り上げていただき大変嬉しいです。
私もギルドで6弦のD25Cを使っています。トムさんと同じ色です!
中音の音が心地よくキレがあります。カポ7フレットでイズント・イット・ア・ピティやソフトハーデット・ハナなどを演奏するといい気分になります。
30年近く前、業界の先輩が70年代アメリカ放浪の時購入され、91年にバイオリンのレッスン費用奥様に切り出せず、私に話があり購入しました、その直後くらいにトムさんが同色のギルドを使われているのをみて、飛び上がって喜びました。長文すみません、つい思い出に浸りました。

_ NI ぶち ― 2022/03/28 21:51

> 栗田雅人さん
コメントありがとうございます。
おお、ギルド・オーナーさんですね!
確かに、D25Cで検索すると、トムさんのギルドと同じような色がたくさん上がってきますね。でも12弦となると、見つかりません。
どうやらトムさんのは、エンドピンが交換されてたり、ピックアップが追加されたりと、けっこう手を入れているようですね。この色の12弦はトムさんが特注したのか、何かの拍子に出来た特別な物がトムさんの手に渡ったのか…?ちょっと気になりますね。マイクかバグズなら分かるでしょうね。

それにしても、バイオリンのレッスン費用の代わりに、思い出のギターとの別れですか…その後バイオリン(フィドル?)道はどうなったのかも興味津々です。アレは撥弦楽器とは全く勝手が違いますからね。

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