The Long and Winding Road ― 2020/09/25 15:19
私はザ・ビートルズの大ファンだが、あまり好きではない曲というものも、少数ではあるが存在する。
まず、"Yesterday" ―― 軟弱。
(「軟弱な音楽」というのは、音大時代の、ちょっとした流行り言葉だった。自虐的に使ったり、もしくは逆説的な褒め言葉だったりもした。)
それから、"Michelle" ―― コードが気持ち悪い。クラシックの人がよく褒める。
そして、"The Long and Widing Road" ――
"The Long and Winding Road" は、ビートルズを最初に聴いた頃から知っているが、その頃から好きじゃなかった。あの大げさでバカみたいなオーケストレーションに、アホみたいに壮大なコーラス。ああいうのを求めて、ロックを聴いているのではない。
長い間、まともに "The Long and Winding Road" を聞こうとしてこなかったが、意外と良い曲なのかも知れないと思ったのが、映画 [Yesterday] のワンシーンだった。
世界が突然、誰もビートルズを知らない世界になってしまった中で、唯一ビートルズの曲を知っているジャックが、エド・シーランと作曲勝負をすることになり、持ち出すのが、この "The Long and Winding Road" なのだ。
シーランが負けを認め、いくらか打ちのめされるこのシーン。
ジャックが持ち出すビートルズの楽曲が、非常に強力でなければならない。そこで "The Long and Winding Road" ―― 私は個人的な趣味としてどうかな、と思ったが、聞いてみると、しっとりとした良い曲に思えた。
実のところ、ストリングスとコーラスがこの曲を台無しにしたという点において、私とポールは同意見のようだ。
[Let It Be... Naked] というリミックス・アルバムが出たのも、フィル・スペクターによって台無しにされたものを、ポールが取り戻すためではないかと思う。
でも、どうかな…うーん。良く聞いてみると。良い曲だけど、やっぱりビートルズとしては歌謡曲的すぎて、ロックっぽさが足りない。一見、大人びた曲のようで、実のところは中途半端ではなかろうか。
"Let It Be" みたいに、ロックでソウルフルな作りの名曲と比べると、だいぶ見劣りするような気もする。
再評価しているのか、やっぱり気に入らないのか。ちょっとよく分からなくなった。
この疫病流行下、ビートルズの [Get Back]映画は、来年夏以降の公開に延期されたとのこと。
ビートルズは好きだが、否応無しにビートルズ以外の人を見る羽目になる映画なので、あまり楽しみでもないのだが、ジョージのソロ・アルバムに入っている曲などが聴けるのは、期待したい。
まず、"Yesterday" ―― 軟弱。
(「軟弱な音楽」というのは、音大時代の、ちょっとした流行り言葉だった。自虐的に使ったり、もしくは逆説的な褒め言葉だったりもした。)
それから、"Michelle" ―― コードが気持ち悪い。クラシックの人がよく褒める。
そして、"The Long and Widing Road" ――
"The Long and Winding Road" は、ビートルズを最初に聴いた頃から知っているが、その頃から好きじゃなかった。あの大げさでバカみたいなオーケストレーションに、アホみたいに壮大なコーラス。ああいうのを求めて、ロックを聴いているのではない。
長い間、まともに "The Long and Winding Road" を聞こうとしてこなかったが、意外と良い曲なのかも知れないと思ったのが、映画 [Yesterday] のワンシーンだった。
世界が突然、誰もビートルズを知らない世界になってしまった中で、唯一ビートルズの曲を知っているジャックが、エド・シーランと作曲勝負をすることになり、持ち出すのが、この "The Long and Winding Road" なのだ。
シーランが負けを認め、いくらか打ちのめされるこのシーン。
ジャックが持ち出すビートルズの楽曲が、非常に強力でなければならない。そこで "The Long and Winding Road" ―― 私は個人的な趣味としてどうかな、と思ったが、聞いてみると、しっとりとした良い曲に思えた。
実のところ、ストリングスとコーラスがこの曲を台無しにしたという点において、私とポールは同意見のようだ。
[Let It Be... Naked] というリミックス・アルバムが出たのも、フィル・スペクターによって台無しにされたものを、ポールが取り戻すためではないかと思う。
でも、どうかな…うーん。良く聞いてみると。良い曲だけど、やっぱりビートルズとしては歌謡曲的すぎて、ロックっぽさが足りない。一見、大人びた曲のようで、実のところは中途半端ではなかろうか。
"Let It Be" みたいに、ロックでソウルフルな作りの名曲と比べると、だいぶ見劣りするような気もする。
再評価しているのか、やっぱり気に入らないのか。ちょっとよく分からなくなった。
この疫病流行下、ビートルズの [Get Back]映画は、来年夏以降の公開に延期されたとのこと。
ビートルズは好きだが、否応無しにビートルズ以外の人を見る羽目になる映画なので、あまり楽しみでもないのだが、ジョージのソロ・アルバムに入っている曲などが聴けるのは、期待したい。
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