Knockin' on Heaven's door 12th February 19862020/09/21 20:21

 ボブ・ディランがトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズと一緒に、True Confessions Tour を開始したのは、1986年2月5日,ニュージーランドのウェリントンからだった。
 コンサートの最後は毎回、"Knockin' on Heaven's Door" で締めくくられる。
 この曲のコーラスの三回目に、ディランが "Just like so many time before" と歌い始めるのも、このツアーからだ。
 ちなみに、ディランはこのツアー以降、だいたいこの "Just like so many time before" を用いているのだが、カバーをする人たちは真似せず、"Knock, knock knockin' on heaven's door" と歌うのが通例。
 トム・ペティだけは "Just like so many time before" を継承する栄誉(?)に預かっており、ハートブレイカーズや、マッドクラッチとしてこの曲を演奏する際は、ディランと彼だけのバージョン歌詞 "Just like..." で、歌っている。
 マイク・キャンベルがこの曲をライブ演奏する機会があったら、どちらのバージョンで行くのか、興味があるところだ。"Just like..." バージョンになるのではなかろうか。

 さて、True Confessions Tour の五日目,シドニー公演には、スティーヴィー・ニックスが登場した。
 どの曲から加わったのかは不明だが、"Knockin' on Heaven's Door" で共演している動画がある。



 ディランも含めて、みんな凄いハイになって、ほとんどヤケクソ。調和もなにもあったももではない。
 ディランとトムさんがAメロを歌っている間、後ろでうろうろしているニックス。やがてコーラスになって、どうなるのかと思ったら、トムさんが肩を引き寄せ(きゃあ)、歌い出すニックス…なんか…大迫力で、バックコーラスがかすむ。
 最終的にはディラン様、トムさん、ニックスの三人のワンマイクの、凄いことになっていた…

 最後、ディランが引き上げるときに、ちょっとニックスが所在なさげなのが、可笑しかった。あれは、ディランがニックスをエスコートする形で引き上げなければいけなかったのでは?

 True Confessions Tour と、それに続く Temples in Flames Tour に関しては、前者の公演を一部編集してビデオが発売されたが、それ以降は公式なソフトは出ていない。
 ディランのブートレグシリーズとするには、ハートブレイカーズの存在が大きすぎるので、ここはやはり、改めて、ボブ・ディラン with トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの決定版として、新しいソフトを発売してほしい。ハートブレイカーズのパートをカットしてはいけないし、曲順も変えずに。映像もぜひとも欲しい。
 もの凄く売れると思う。