Travelin' Thru ― 2020/01/17 22:34
ボブ・ディランのブートレッグ・シリーズ Vol.15 1967 - 1969 [Travelin' Thru] を、今週ずっと繰り返して聴いていた。
ディランはデビューからプロテスト・ソングのプリンス、ロックンローラーへと変貌を遂げていた。そして二十代終盤を迎え、アメリカの音楽そのものを追って、ナッシュヴィルを旅した頃だ。
アルバムで言うと、[John Wesley Harding] から [Nashville Skyline] の時期。
このアルバムは、"Featuring Johnny Cash" と銘打たれており、ジョニー・キャッシュとのセッションが中心になっている。
ディランはもともとカントリー・ミュージックと、ジョニー・キャッシュのファンだった。
突然、ディランがダミ声をやめて滑らかな歌声を使い始めたのは、ほぼ間違いなくジョニー・キャッシュの影響だろう。
何度も何度も聞いて、思ったのは、私はカントリーとジョニー・キャッシュのファンではないということだ。私がポップスで好きなのは、キャッシュのような豊かで完璧な美しい歌声よりも、どこか拙くて儚げな ―― やや危うい声なのだ。キャッシュのキャラクターは完璧すぎる。
キャッシュがディランの曲をカントリー風に歌うと、上手いんだけどなんとなく居心地が悪いような気がする。
私の嗜好には完璧に一致しなくても、ディランの長いキャリアの中で重要な時期の一つ。私の好きなディラン様はここにも熱く、息づいている。
ディランはデビューからプロテスト・ソングのプリンス、ロックンローラーへと変貌を遂げていた。そして二十代終盤を迎え、アメリカの音楽そのものを追って、ナッシュヴィルを旅した頃だ。
アルバムで言うと、[John Wesley Harding] から [Nashville Skyline] の時期。
このアルバムは、"Featuring Johnny Cash" と銘打たれており、ジョニー・キャッシュとのセッションが中心になっている。
ディランはもともとカントリー・ミュージックと、ジョニー・キャッシュのファンだった。
突然、ディランがダミ声をやめて滑らかな歌声を使い始めたのは、ほぼ間違いなくジョニー・キャッシュの影響だろう。
何度も何度も聞いて、思ったのは、私はカントリーとジョニー・キャッシュのファンではないということだ。私がポップスで好きなのは、キャッシュのような豊かで完璧な美しい歌声よりも、どこか拙くて儚げな ―― やや危うい声なのだ。キャッシュのキャラクターは完璧すぎる。
キャッシュがディランの曲をカントリー風に歌うと、上手いんだけどなんとなく居心地が悪いような気がする。
私の嗜好には完璧に一致しなくても、ディランの長いキャリアの中で重要な時期の一つ。私の好きなディラン様はここにも熱く、息づいている。
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