Chris Clark2013/10/14 19:48

 モータウンのアルバムは、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ,ジャクソン5,スティーヴィー・ワンダー,スプリームス,マーヴィン・ゲイあたりから集まりつつある。
 モータウンの師匠(と、私が勝手に決めている)は、マーティン・フリーマン師。彼のモータウン・コンピレーション・アルバム、MADE TO MEASURE に取り上げられているアーチストを聞いていこうと思うのだが、中でも上記以外で気になっていたのは、クリス・クラークという女性アーチストだ。モータウンでは珍しい、白人シンガーである。

 モータウンから発売されたアルバムは2枚。今は、アルバム収録外の曲もたっぷり含めて、CD2枚組でほぼコンプリートになるらしい。



 マーティンによると、ベリー・ゴーティの伝記を読んで、彼女の存在を知ったとのこと。 "From Head to Toe" は、ロンドンのレコードショップで入手し、とてもお気に入りとのこと。私もこの曲はマーティンのコンピレーションの中でも気に入った曲のひとつだ。
 イントロのクールさが格好良い。曲を書いたスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの録音もあるが、クリス・クラークの方が良い。



 独特のハスキー・ヴォイスが格好良い。

 彼女のアルバムの中には、ほかのモータウン・アーチストの曲も多いし、ハリー・ニルソンや、ビートルズのカバーも含まれている。
 中でも、 "Get Back" は素晴らしく格好良い。



 ビートルズのカバーは、大抵「ビートルズの方が良いね」という感想しか出てこないが、これはイカしている。曲調のハードさが、クラークのドスの利いたハスキー・ヴォイスに非常に良くマッチしている。ある意味、ポールよりも合っているのかも知れない。
 いったんダウンする2分47秒から、もう一度飛び込むところの騒々しさが最高。ホーンセクションを大音響にしている潔さが爽快。

 マーティンも本を読むまでは知らなかったというのだから、私はマーティンに教えてもらわなければ、一生出会わなかったかも知れない。
 2枚組CDで彼女の曲がほぼ網羅されているのだから、これはお買い得。実はアルバムをまとめた1枚目しかまだ聞き込めておらず、これからは2枚目を楽しむことにする。

コメント

_ riek ― 2013/10/14 23:16

こんにちは。着々とモータウン道を歩んでいますね。私は最近Absolute Radioというイギリスのラジオ局の60esチャンネルをわりと聴いているのですが、そこでモータウンもかかるので少しづつ耳になじんできたところです。紹介されているアーティスト、白人でモータウンなんてかっこいいですね。

そうそう、もうお読みになったかもしれませんが、マーティンが音楽全般について熱く語っているインタビューを見つけました。お時間があればどうぞ。http://www.tinymixtapes.com/features/martin-freeman-office-uk

ロック系ではザ・バンドが大好きのようですが、「この国では音楽好きでも「ウェイト」くらいしか知らないんだよ」と手厳しいです。個人的に興味があったので日本語に訳してみましたが、ぶちさんはご自分で読まれますよね。一応ブログには一部割愛してアップしているので、もしご興味があればどうぞ(それはもうえらく長くて大変でした…)。

_ NI ぶち ― 2013/10/15 19:58

>riekさん
 こんばんは~。おお、マーティン師匠のインタビュー!これは素敵!読んでみます!
 師匠はビートルズやザ・バンドも好きなんですよね。いやぁ、一度お会いして話したいわ~(←妄想)

 モータウンは師匠のお導きあってのことです。クリス・クラークは、モータウンの中にあっても、とりわけ「格好良い」がぴったり来ますね。ロックテイストでハードな質感が特に好きです。

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