Hey, brother ! ― 2011/02/17 23:00
Cool Dry Place に、「カントム」の acknowledgments, about the author, foreword, introduction をアップした。いよいよ最後の翻訳…!と言うときに、まえがきとか献辞などではつまらないので、先に翻訳したと言うわけ。
べつになんという内容はない。トム・ぺティによる foreword では、一人称を「私」にした。これは日本語特有の遊びの一種だが、私はトムさんの一人称を、シチュエーションで変えている。インタビューでは、「ぼく」。ひらがなが良い。どうも「僕」という漢字は見た目が格好良くない。実際の会話では「俺」。foreword は文語体ということで、「私」を採用した。
トム・ぺティの好きな飲み物。コカ・コーラ。スタジオの冷蔵庫にどっさり貯めこんでいる!うーん、ノーカロリー飲料ってわけにはいかないのね。トムさんの好みは、クラシカルなボトル。これか。

やめなさいッ!そういうことするから、ドン・フェルダーに「そっ歯」呼ばわりされるんだ!
話はかわる。東京都調布市に仙川という土地があり、いかにも郊外のという風の住宅街や、学校などが多い。名門音大T学園もここにあり、以前T学園の別館だった小ホールは、今では学校から離れ、個人経営になっているらしい。この音楽ホールの情報を得ようとホームページをチェックしたのだが、いきなりやたらと盛り上がった売り文句が大噴出していて、びっくりした。
おやおやと思っていると、こんな文句が…
表参道ヒルズの兄貴分 注目のANDOストリート
(前略)「世界のANDO」こと、日本を代表する建築家 安藤忠雄氏(東京大学特別栄誉教授)の設計による2004年竣工の建築群が、仙川駅の東南地域に延長423mにわたる通称”ANDOストリート”を構成し、統制的な造形から染み出る洗練された美しさによって、訪れる者の心が洗われるような現代建築に整備された自然が溶け込む閑静な街が形成されています。まさに「表参道ヒルズ」の兄貴分あるこの町は様々な書籍・雑誌などに頻繁にとりあげられ、…(後略)
文章のヒドさもさることながら…表参道ヒルズの…兄貴分?!
建築群でしょう?!その建物が並んでいる、「通り」なんでしょう?建築物に兄貴分だの、子分だの言う分類があるわけ?世の中では擬人化がはやるようだが、その一環なのか?兄貴分って、弟分の世話を焼いたり、ご飯をおごってくれたりするんでしょう!?「田中将大の兄貴分、ダルビッシュ有」とか、「川崎宗則の兄貴分、イチロー」とかでしょう?
そもそも、どうして性別は男なわけ?姉御とか、姐さんとかじゃだめなわけ?
よし、わかった。建築物にも兄貴分と弟分があっても良い事にする。それで、この仙川こそが、表参道ヒルズの兄貴分ってのは本当なのか?!普通、表参道ヒルズの兄貴分と言ったら、六本木ヒルズじゃないのか?仙川のANDOストリートとやらは、勝手に兄貴分を自称しているだけで、表参道ヒルズには「アニキ」として慕われてなんかいないんじゃないか?
そもそも、同じ安藤忠雄の建築であることが重要なら、仙川と表参道ヒルズは親の同じ「本当の兄弟」じゃないか。本当の兄弟ってのは、親が同じなだけのしょーもない関係だ。兄貴分,弟分というのは、血縁とは関係なしに、尊敬と愛情で形成されるはずではないか!
よくあるよね、ある人が急に有名になったりすると、田舎のおっちゃんが、「あいつがまだボンボンだったころ、俺が人生のイロハを教えてやったもんよぉ。まぁ、言うなりゃ、俺があいつの兄貴分ってこったな…」みたいなアレ。あ、「トミー・ペティにギターを教えてやったのは俺だぜぇ」って人が居たな。
そもそも、この変に盛り上がった売り文句は、この音楽ホール自体の宣伝ではなく(音楽ホールの設計は世界のANDOではないのだ)、「うちの近所にはこんなところがあるぞ!芸能人も来るんだぜ!」…という、イマイチな自慢話なのである。ホームページの冒頭では、さらにこの音楽ホールの盛り上がり宣伝文句は続くのだが…
上質な音響の中には最高のピアノをと、今や、従来のどの名器ピアノをも覆す世界一の新名器としてヨーロッパで高く評価されているFxxxxli (伏字)ピアノを都内初常設し、その驚くべき表現力によって、当館におけるどのコンサートも各界にて絶賛されております。
…ですって。文章もなんだかスゴいが。このホール、大丈夫なんだろうか…?!と、不安になった。
べつになんという内容はない。トム・ぺティによる foreword では、一人称を「私」にした。これは日本語特有の遊びの一種だが、私はトムさんの一人称を、シチュエーションで変えている。インタビューでは、「ぼく」。ひらがなが良い。どうも「僕」という漢字は見た目が格好良くない。実際の会話では「俺」。foreword は文語体ということで、「私」を採用した。
トム・ぺティの好きな飲み物。コカ・コーラ。スタジオの冷蔵庫にどっさり貯めこんでいる!うーん、ノーカロリー飲料ってわけにはいかないのね。トムさんの好みは、クラシカルなボトル。これか。

やめなさいッ!そういうことするから、ドン・フェルダーに「そっ歯」呼ばわりされるんだ!
話はかわる。東京都調布市に仙川という土地があり、いかにも郊外のという風の住宅街や、学校などが多い。名門音大T学園もここにあり、以前T学園の別館だった小ホールは、今では学校から離れ、個人経営になっているらしい。この音楽ホールの情報を得ようとホームページをチェックしたのだが、いきなりやたらと盛り上がった売り文句が大噴出していて、びっくりした。
おやおやと思っていると、こんな文句が…
表参道ヒルズの兄貴分 注目のANDOストリート
(前略)「世界のANDO」こと、日本を代表する建築家 安藤忠雄氏(東京大学特別栄誉教授)の設計による2004年竣工の建築群が、仙川駅の東南地域に延長423mにわたる通称”ANDOストリート”を構成し、統制的な造形から染み出る洗練された美しさによって、訪れる者の心が洗われるような現代建築に整備された自然が溶け込む閑静な街が形成されています。まさに「表参道ヒルズ」の兄貴分あるこの町は様々な書籍・雑誌などに頻繁にとりあげられ、…(後略)
文章のヒドさもさることながら…表参道ヒルズの…兄貴分?!
建築群でしょう?!その建物が並んでいる、「通り」なんでしょう?建築物に兄貴分だの、子分だの言う分類があるわけ?世の中では擬人化がはやるようだが、その一環なのか?兄貴分って、弟分の世話を焼いたり、ご飯をおごってくれたりするんでしょう!?「田中将大の兄貴分、ダルビッシュ有」とか、「川崎宗則の兄貴分、イチロー」とかでしょう?
そもそも、どうして性別は男なわけ?姉御とか、姐さんとかじゃだめなわけ?
よし、わかった。建築物にも兄貴分と弟分があっても良い事にする。それで、この仙川こそが、表参道ヒルズの兄貴分ってのは本当なのか?!普通、表参道ヒルズの兄貴分と言ったら、六本木ヒルズじゃないのか?仙川のANDOストリートとやらは、勝手に兄貴分を自称しているだけで、表参道ヒルズには「アニキ」として慕われてなんかいないんじゃないか?
そもそも、同じ安藤忠雄の建築であることが重要なら、仙川と表参道ヒルズは親の同じ「本当の兄弟」じゃないか。本当の兄弟ってのは、親が同じなだけのしょーもない関係だ。兄貴分,弟分というのは、血縁とは関係なしに、尊敬と愛情で形成されるはずではないか!
よくあるよね、ある人が急に有名になったりすると、田舎のおっちゃんが、「あいつがまだボンボンだったころ、俺が人生のイロハを教えてやったもんよぉ。まぁ、言うなりゃ、俺があいつの兄貴分ってこったな…」みたいなアレ。あ、「トミー・ペティにギターを教えてやったのは俺だぜぇ」って人が居たな。
そもそも、この変に盛り上がった売り文句は、この音楽ホール自体の宣伝ではなく(音楽ホールの設計は世界のANDOではないのだ)、「うちの近所にはこんなところがあるぞ!芸能人も来るんだぜ!」…という、イマイチな自慢話なのである。ホームページの冒頭では、さらにこの音楽ホールの盛り上がり宣伝文句は続くのだが…
上質な音響の中には最高のピアノをと、今や、従来のどの名器ピアノをも覆す世界一の新名器としてヨーロッパで高く評価されているFxxxxli (伏字)ピアノを都内初常設し、その驚くべき表現力によって、当館におけるどのコンサートも各界にて絶賛されております。
…ですって。文章もなんだかスゴいが。このホール、大丈夫なんだろうか…?!と、不安になった。
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