Jackie Lomax ― 2013/09/18 22:31
ジャッキー・ロマックスが亡くなった。
亡くなるような年齢だとは思っていなかったので ― つまりジョージよりだいぶ若いのかと思っていたので驚いたが、実際は69歳だったとのこと。ジョージより一つ若いだけだった。
Jackie Lomax: 1944-2013 (Liverpool Confidential)
ジャッキー・ロマックスについては、ビートルズとアップル、そしてジョージつながりでしか知らないのが申し訳ない。アルバムも "Is this what you want?" しか持っていないが、とても良い作品で気に入っている。私が買ったのは、90年代のリマスター。
生まれはワラジー、対岸の町リヴァプールで音楽活動を始め、ビートルたちとは旧知の仲。アップルから上記のアルバムを発表した。その後はアップルから離れてしまうが、何と言ってもこのアルバムが有名。ジョージがプロデュース、アレンジ、ソングライティングに深く関わっているし、クラプトンやニッキー・ホプキンズ、クラウス・フォアマン、ビリー・プレストンなどの豪華なメンバーも、ジョージが関わったからこそだ。
クラプトンがクリーム時代に使っていた、サイケ・ペイントのギブスンSGを譲り受けた人としても有名。そしてそれがさらに、トッド・ラングレンに渡ったことも有名だ。
ジャッキー・ロマックスと言えば、やはり代表曲は "Milk Sour Sea" ということになる。ソングライティングはジョージ。さすがにこの曲はアルバムの中でも飛び抜けて出来が良い。
ジョージのヴォーカルでもデモが残っているが、私はロマックスの方が断然良いと思っている。ハードな曲調に彼の声が合っている。イカしたピアノは、ニッキー・ホプキンズ。
私が持っているリマスター版の "Is this what you want?" には、5曲のボーナス・トラックが収録されているが、その中の1曲がべらぼうに良い。"Going back to Liverpool" ― 冒頭のハープシコードはビリー・プレストンだそうだ。
メロディもアレンジも完璧。コーラスにさし込まれるハンドクラップも絶妙。そのコーラスでは、明かにジョージの声が聞こえる。なぜオリジナルのアルバムには収録されなかったのか理解に苦しむほど、素晴らしい名曲だ。
最後に、美しく、深く染みこむような曲。"Milk Sour Sea" の次に収録されている、"Fall Inside Your Eyes" ロマックス自身の曲で、パーシー・スレッジもカバーしている。
美しくて、泣ける、でも軟弱じゃない。バッドフィンガーの "Without You" と同様で、こう言う曲には弱い。
R.I.P. Jackie Lomax
亡くなるような年齢だとは思っていなかったので ― つまりジョージよりだいぶ若いのかと思っていたので驚いたが、実際は69歳だったとのこと。ジョージより一つ若いだけだった。
Jackie Lomax: 1944-2013 (Liverpool Confidential)
ジャッキー・ロマックスについては、ビートルズとアップル、そしてジョージつながりでしか知らないのが申し訳ない。アルバムも "Is this what you want?" しか持っていないが、とても良い作品で気に入っている。私が買ったのは、90年代のリマスター。
生まれはワラジー、対岸の町リヴァプールで音楽活動を始め、ビートルたちとは旧知の仲。アップルから上記のアルバムを発表した。その後はアップルから離れてしまうが、何と言ってもこのアルバムが有名。ジョージがプロデュース、アレンジ、ソングライティングに深く関わっているし、クラプトンやニッキー・ホプキンズ、クラウス・フォアマン、ビリー・プレストンなどの豪華なメンバーも、ジョージが関わったからこそだ。
クラプトンがクリーム時代に使っていた、サイケ・ペイントのギブスンSGを譲り受けた人としても有名。そしてそれがさらに、トッド・ラングレンに渡ったことも有名だ。
ジャッキー・ロマックスと言えば、やはり代表曲は "Milk Sour Sea" ということになる。ソングライティングはジョージ。さすがにこの曲はアルバムの中でも飛び抜けて出来が良い。
ジョージのヴォーカルでもデモが残っているが、私はロマックスの方が断然良いと思っている。ハードな曲調に彼の声が合っている。イカしたピアノは、ニッキー・ホプキンズ。
私が持っているリマスター版の "Is this what you want?" には、5曲のボーナス・トラックが収録されているが、その中の1曲がべらぼうに良い。"Going back to Liverpool" ― 冒頭のハープシコードはビリー・プレストンだそうだ。
メロディもアレンジも完璧。コーラスにさし込まれるハンドクラップも絶妙。そのコーラスでは、明かにジョージの声が聞こえる。なぜオリジナルのアルバムには収録されなかったのか理解に苦しむほど、素晴らしい名曲だ。
最後に、美しく、深く染みこむような曲。"Milk Sour Sea" の次に収録されている、"Fall Inside Your Eyes" ロマックス自身の曲で、パーシー・スレッジもカバーしている。
美しくて、泣ける、でも軟弱じゃない。バッドフィンガーの "Without You" と同様で、こう言う曲には弱い。
R.I.P. Jackie Lomax
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