Four BOSEs2021/05/05 19:56

 私は音楽好きの割に、オーディオにこらない方だと思っている。アナログ・レコード収集の趣味もないし、何十、何百万円もするような、高級スピーカーにも興味がない。クラシックのファンなどで、もの凄い高額のオーディオを購入している人がいるが、そんなお金があったら欧州の演奏会に行くか、自分で演奏すれば良いのにと思う。
 そうは言っても、自分の身の周りを見ると、音楽を聴く機材としては、Bose をいくつか ―― 正確には四つ持っていることに気付いた。
 Bose は1960年代にアメリカで創業した高級オーディオメーカーだが、家庭用にも少し安価な製品も提供している。だから、高級ブランドだが、なんとか手が届く程度の物も出してくれているという、ありがたい存在なのだ。



 CD プレイヤーとして愛用しているのが、 Wave Music System ―― 最近、修理のために二度も入院した。これがないと、CD をまともな音で聞くことが出来ないので、欠くことが出来ない。
 やや低音が強すぎるのだが(むしろそこが Bose のウリである)、慣れてくるとすんなり聞ける。
 自分が持っているモデルが気に入っているので、これがだめになると困る。今のモデルは、見た目がちょっとやぼったいのだ。

 ヘッドフォンに目を向けると、まず愛用の、QuietComfort 20 ―― これについては、2015年3月29日に記事にしている。
 2015年に購入した一台目は引退しており、今は二台目を使っている。とにもかくにも、このノイズ・キャンセリングがないと、公共交通機関を利用することが出来ないし、飛行機など論外である。
 私が使っているモデルは、有線だ。だいぶ前に無線タイプも発売されたのだが、性能と信頼性の二点において、購入には至っていない。無線タイプはまず駆動時間が10時間未満なのだ。これでは困る。欧州やアメリカへの飛行時間に足りない。「機内で充電すれば」という人が居たが、使用しながら充電すると、ノイズが発声するので、この案は却下なのだ。それから、購入した複数の知人が言うには、すぐに故障したのだという。どうもインターネット上の評価でも、信頼性に問題があるようだ。
 そのような訳で、無線が主流の今になっても、有線の QuietComfort 20 はとても大事な相棒で、欠かすことが出来ない。そのうち Bose が製造を停止するのではなかろうかと恐れた私は(そんな事実は無い)、使用中の二台目が健在な今のうちに、すでに三台目を購入して、大事に保管しているのだ。

 さて、家で仕事をするようになり、パソコンでヘットフォンを使う機会が増えた。私は何の疑問も持たずに QuietComfort を使っていた。ワークアウトの際も、プレイヤーが有線しか対応していないこともあって、同じく QuietComfort で済ましていたのだが、もっと QuietComfort の使用頻度を落として、大事にする必要があるのではないかと思うようになった。
 それに、仕事やワークアウトの時は、無線の方がだんぜん使いやすい。そこで購入したのが、Bose の Soundsport である。流行の buds タイプは却下。絶対に落とす。Soundsport は、本体同士がコードで繋がっているので、紛失の恐れは格段に低くなる。
 音楽プレイヤーも、ワークアウト時専用として、こちらは安物 ―― 3000円程度の Bluetooth 対応の機種を購入。



 現在のところ、使い心地は良好。やはり無線は便利だ。
 外でのワークアウト時は、車の音などに気をつけなければならない。面白いことに、この Soundsport は、車などの音もきちんと聞こえつつ、音楽の音質も凄く良い。これは良い買い物ををした。

 Bose にはこれからも、なんとか手が届く値段でありつつも、高品質の製品を期待している。