Mama, You Been on My Mind ― 2021/03/21 19:42
[1970 with Special Guest George Harrison] を無限に聴いていると、だんだん「ジョージ耳」が研ぎ澄まされてきて、彼の声やギターが浮き上がって聞こえてくるようになる。
"Mama, You Been on My Mind" では、かすかにジョージが歌っていると思う。ジョージが意図的にディランに寄せた歌い方をしているので、ディランとの見分けが付かなくなる「ウィルベリー現象」が起きているが、たしかにジョージが歌っている。さらに、カントリー風のギターソロもジョージだろう。
"Mama, You Been on My Mind" は、ディランの正式スタジオ録音アルバムには収録されていないが、ブートレッグシリーズを揃えていると、すっかりおなじみの楽曲だ。
録音年代として一番古いのは、[The Witmark Demos 1962 - 1964] だろう。ここではピアノを弾いている。
次は、[Concert at Philharmonic Hall 1964] で、ジョーン・バエズとデュエットしている。私が一番好きなライブバージョンがこれ。アコースティックをベースに、両手を取り合うようにぴったりと歌う様が、切れがあって最高。途中で歌詞を忘れて「アー」とか、「そっちからでしょ」とか、「忘れた」とか言っているのも含めて、一番の演奏だ。
それから、[Rolling Thunder Revue] でもバエズとデュエットしている。
後年 ―― 90年代にも演奏された。こちらは1992年だそうだ。
やはり、アコギにハーモニカのディラン、これが見たい。
しかし、私にとってもっとも印象的な "Mama, You Been on My Mind" は、ディラン自身の演奏ではない。ほかでもない、ジョージが一人で録音したバージョンだ。
これは、映画 [Living in the Material World] のDVDボックスの特典CDに収録されていた。
ジョージの曲と、作者を愛おしむような丁寧な歌い方と、滑るように、それでいてねっとりとした質感のギターソロ。素晴らしく素敵だ。
"Mama, You Been on My Mind" では、かすかにジョージが歌っていると思う。ジョージが意図的にディランに寄せた歌い方をしているので、ディランとの見分けが付かなくなる「ウィルベリー現象」が起きているが、たしかにジョージが歌っている。さらに、カントリー風のギターソロもジョージだろう。
"Mama, You Been on My Mind" は、ディランの正式スタジオ録音アルバムには収録されていないが、ブートレッグシリーズを揃えていると、すっかりおなじみの楽曲だ。
録音年代として一番古いのは、[The Witmark Demos 1962 - 1964] だろう。ここではピアノを弾いている。
次は、[Concert at Philharmonic Hall 1964] で、ジョーン・バエズとデュエットしている。私が一番好きなライブバージョンがこれ。アコースティックをベースに、両手を取り合うようにぴったりと歌う様が、切れがあって最高。途中で歌詞を忘れて「アー」とか、「そっちからでしょ」とか、「忘れた」とか言っているのも含めて、一番の演奏だ。
それから、[Rolling Thunder Revue] でもバエズとデュエットしている。
後年 ―― 90年代にも演奏された。こちらは1992年だそうだ。
やはり、アコギにハーモニカのディラン、これが見たい。
しかし、私にとってもっとも印象的な "Mama, You Been on My Mind" は、ディラン自身の演奏ではない。ほかでもない、ジョージが一人で録音したバージョンだ。
これは、映画 [Living in the Material World] のDVDボックスの特典CDに収録されていた。
ジョージの曲と、作者を愛おしむような丁寧な歌い方と、滑るように、それでいてねっとりとした質感のギターソロ。素晴らしく素敵だ。
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