The Cabbage2021/01/07 19:25

 ジョージのスライド・ギターが好きなので、よく似たスライド・ギターのサウンドを聴くと、勝手にジョージに影響を受けたんだな ―― と思う。
 その一つが、ティーンエイジ・ファンクラブの "The Cabbage"  ―― 歌詞に野菜のキャベツが出てくるわけではない。失恋の曲で、cabbage には、英国の俗語で「無気力,ぐうたら」という意味があるらしい。



 1993年の曲なので、ジョージが弾いたんじゃないかと、真面目に思って確認したが、そういう事実は無い。
 イントロから、豊かに、伸びやかに響くスライド・ギターが最高だ。Aメロと、ブリッジがあるだけで、サビが無いような、ちょっと不思議な構造だが、切々としていて、すごく素敵。

 ライブでは、どんな「ジョージ・スライド」を聴かせてくれるのかと思って見たら、発表当時、スライドは省略していた。



 後年、サポート・メンバーなども加えてからは、スライド・ギターもちゃんと入った。やはりこちらの方が良い。



 私はジョージのスライド・ギターが念頭にあったので、すっかりストラトキャスターか何かを、肩から下ろして弾くもんだと思い込んでいたのだが、実際はラップ・スティール・ギターを用いていた。
 よく考えてみれば、当たり前か。ジョージのスタイルで、スライドをやるのは、かなり難しい。そう思うと、やっぱりジョージって凄かったんだなぁと思う。