Mike Campbell Red Dog Telecaster2025/04/15 20:35

 フェンダーから、マイク・キャンベルのシグネチャー・モデルが発売された。マイクがキャリアのごく初期に購入し、”Refegee” のシンボリックなリードギター・サウンドを奏でたテレキャスター “Red Dog” である。
 話によると、マイクがギターを教えていた生徒から買い取ったのがこのテレキャスターだったとのこと。どうやらマイクというのは良いギターを引き寄せる独特の引力を持っていたようだ。



 マイクがいろいろとこのギターについて説明してくれるのだが、どうやらギミックの多いギターのようだ。それから、いくらか傷がついているのだが、マイクに言わせると「トムか誰かがやったんだろうけど、たぶんトムだ。」― ファイヤーバードのときもそうだったが、マイクのギターを壊すか傷をつける化するのは、たいていトムさんということになっている。本当にトムさんがうっかりものなのか、マイクが言いたい放題なのか…?
 そもそも、どうしてマイクのギターをトムさんが傷つけるのかと言えば、マイク所有のギターをトムさんが ― さも自分のものであるかのように ― 弾くからだ。この二人のギタリスト、しかもリードギタリストと、メインヴォーカリストが同じギターを弾くということは、実は珍しいのではないだろうか。他のバンドでそういう例をきいたことがない。兄弟のバンドならともかく…売れた兄弟バンドはたいてい仲が悪いし。
 ともあれ、マイクのギターは当たり前のようにトムさんも弾く。そういう二人が好きだ。

 トムさんが Red Dog を弾いているシーンは、1977年ドイツのテレビ番組 Rockplastで登場する。



 Heartbreaker’s Japan Party さんによると、すでにマイクの自伝が届いているとのこと?ええ?!私も注文したのに、全然来ていない!公式ホームページで申し込んだ気がしたのだが…ヤケクソになったので、あらためてアマゾンで注文してしまった。
 二冊来ればそれはそれまでだ!