Gunnar Nilsson Memorial Trophy (Donington Park 3 June 1979)2025/01/23 21:49

 ガース・ハドソンが亡くなった。彼に関する記事は、また改めて。週末のラジオの反応も聴いてみたい。

 去年、イモラでセバスチャン・ベッテルが、アイルトン・セナ・トリビュートとしてマクラーレンMP 4/8 ショウ・ランをしたときに被っていた、スペシャル・デザイン・ヘルメットのミニチュアがセブの公式ショップで発売されるなり、速攻でポチってしまった。なかなかのお値段だが、推しは強い。



 左側がブラジル国旗をベースにしたセナのデザイン、左側は白にドイツ国旗カラーをあしらったセブのデザインだが、赤の横線オーストリア国旗デザインと、ローランド・ラッツェンバーガーの名が描かれている。1993年におなじイモラで亡くなった、二人をトリビュートしているというわけだ。



 箱を見れば分かるのだが、このミニチュア・ヘルメットを制作したのは、ヘルメット・メーカーの Bell だ。
 でも、セバスチャンといえば、カートの頃から一貫して Arai の愛用者として有名。実際、セブが被っていたヘルメットは、もちろん Arai 製なのだ。でもミニチュアは Bell かぁ … 微妙だなと思っていたら、なんと後ろにちゃんと Arai のロゴが入っていた!ミニチュア・ヘルメット制作ってそいういう物なんだ…



 ヘルメットを眺めていて思い出した。ジョージが F1 ファンだった脈絡でよく登場するのが、ジョージがレーシング・スーツにヘルメット姿で、レーシング・カーを運転している写真。そもそも、あれは何なのだろう?



 1979年6月に、ドニントン・パークで行われた、グンナー・ニルソン・メモリアル・トロフィーの時の模様だそうだ。前年に現役 F1ドライバーながら癌で亡くなったニルソンを追悼し、癌基金を作るための二日間のイベントで、有名なレーサーたち ―― もちろん、ジョージの親友ジャッキー・スチュワートを含む。ほかにも、ニキ・ラウダ、ジェイムズ・ハント、マリオ・アンドレッティ、ネルソン・ピケなどなど ―― が参加したレースも行われた。そのなかのドライバーの一人として、ジョージも参加したというわけ。
 運転しているのは1961年ロータス、スターリング・モスのマシンとのこと。F1マシンが大きなウイングを備える前のマシンなので(そもそもフロント・ウイングらしき物が登場するのは1979年頃から)、いわゆる「葉巻型」というやつだ。
 ジョージのヘルメットは、Bell ―― Arai が F1 で用いられるようになる前なので、致し方なし。

 ジョージと言えばその素晴らしい髪のボリュームがシンボリックだが、さすがにヘルメットをかぶるとペッタンコになっている。凄く珍しいと思う。

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