Living in the Material World 50th Anniversary Edition2024/11/16 20:25

 ジョージの [Living in the Material World] が50周年を迎えるにあたって、特別エディションが発売された。オリジナル・アルバムは2024年ミックスで、エクストラ・トラックは、ほぼ全曲のデモや別バーションだ。
 例によって数枚のアナログ盤や Bluray がつくヴァージョンもあるが、例によってアナログを集める趣味が無いのと、ジョージの新しい動画があるわけではなさそうだったので、今回は2枚CDセットの購入にとどめた。



 先にエクストラ・トラックから聴いている。
 まだオーバー・レコーディングが施される前のヴァージョンの数々が良い。ジョージの声の調子も良いし、乗りに乗っている。
 昨今、ニッキー・ホプキンズが注目を集める中、このアルバムでもその優れた手腕が発揮されている。ニッキーの優しい性格の出た演奏と、ジョージの慈愛に満ちた曲想がすごく合っていて、ぐっとくる。



 そういえば、先だってロイヤル・アルバート・ホールでライブでのクラプトンのライブのアンコールにダニーが登場して、"Gove Me Love" を演奏していた。豪華なラインナップだが、動画を見る限り演奏はイマイチ。リハーサル不足だと思う。
 "Gove Me Love" というのは難しい曲なのだ。テンポが抑え気味のくせに、リズムが難しくて、維持するのが難しい。たしか "Concert for George" のときも難度が高くて、それなりに入念な準備が必要だったときいている。
 その点、ジョージの来日公演はさすが。スティーヴ・フェローニと、レイ・クーパーがそろっているのでまちがいない。