Johnny B. Goode / Bye Bye Johnny2022/12/14 22:16

 ブッコロー柄のブックカバー、ゲット!!
 普段、ブックカバーは使わないのだが、これだけは欲しかった!



 トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの [Live at Fillmore 1997] に関して、日本のファン組織である Heartbreakers Japan Party さんの解説するところによると、あの刷り物に "Bye Bye, Johonny" と印字さてしまった "Johnny B. Goode" だが、実は歌詞が "Bye Bye, Johnny" と "Johnny B. Goode" のミックスになってしまっているとのこと。
 そこで歌詞を確認するために、まずはオリジナルのチャック・ベリーから聞いてみる。





 うーん、これは混同するなぁ。コーラスはともかく、Aメロは意図的に音節もコード進行も同じにしているから、ごっちゃになる気持ちもわかる。トラディショナル・アイリッシュの楽曲でも同じようなことが良く起きる。



 Aメロの1番はちゃんと "Johnny B. Goode" だが、2番から "Bye Bye Johnny" になり、3番は "Bye Bye Johnny" の断片がミックスされて、一部何を歌っているのかもよくわからなかったりする。
 トムさんの歌詞の記憶が曖昧だったために、リハーサルでの確認が必要だったらしい。多分トムさんはみんなに「俺が何を歌っても構わずに Jonny B. Goode で押し通してね!」と言ったに違いない。だからバンドの演奏も、コーラスも微動だにせずに突き進んだのだろう。

 もう一つ気になるのは、この曲のイントロだ。どうも1ヴァーズ分長いような気がする。映像が無いので確認できないが、本来の歌い出しでトムさんがマイクロフォンに付かなかったのではないだろうか。「あー、ちょっとまった」みたいな。それで慌てず騒がず、ベンモントがソロを弾いて、おもむろにトムさんが歌い出したように思われる。
 ハートブレイカーズが腕の良いバンドマンたちだったということでもあるし、同時に入念にリハーサルをやった結果でもあると思う。Practice, practice, practice. やるべきは練習である。そこらの素人でも、伝説のロック・バンドでも。