Harmony Hotel / Askil Holm2022/08/19 20:40

 1980年生まれのスウェーデン人ミュージシャン,アスキル・ホルムは、2003年のデビュー・アルバムが強烈だった。超名作 [Daydream Receiver] ―― これはかなりヘヴィ・ローテーション、かつ長く愛聴しているアルバムだ。
 現在でもミュージシャンとして活動はしているが、寡作らしい。英語の曲のアルバムは 2007年にこのたび私が購入した [Harmony Hotel] を発表しただけで、あとは2012年に母国語でのアルバムのみである。しかも後者はディスクで手に入らない。

 二作目 [Harmony Hotel] も、デビュー・アルバムに引けを取らない優秀作である。ポップでロックで、ややカントリー気味。トム・ペティが好きで、なおかつマッチボックス20が好きだったりすると、間違いないだろう。
 まずは、アルバム冒頭の "Living in the Countory" ―― キャッチーなリフから始まる明るい曲で、誰が聴いても楽しくなるだろう。



もう一曲、[The Record Store] ―― フォーク・ロック調で、ハーモニカがクラシカルでひねりは無いが、効果的に用いられている。



 良いなぁ、良いなぁと思いながら動画を見ていたら、アスキル・ホルムが恐らくスウェーデンの仲間と、2020年に "Handle with Care" を録音しているのが見つかった。どうもトム・ペティ・トリビュートのようだ。
 歌い方を微妙にウィルベリーズに似せているし、ウクレレのサウンドをかなり強く出している辺りが特徴だろうか。スライドギターはさすがにジョージやマイク・キャンベルほどの凄さはないが、繰り返して効果的に用いている。



 セカンド・アルバムも良いし、ウィルベリーズ,ハートブレイカーズ・リスペクトぶりも良い。もっとアルバムを出して欲しいし、母国語の三枚目のアルバムもディスクで欲しいところだ。

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