5分で弾ける!?2022/06/22 19:08

 YouTube でチャンネル登録しているものに、有隣堂しか知らない世界 がある。毎週火曜日と金曜日の16時頃に更新される(「カッキーン!イチロー!」と覚える)のを、とても楽しみにしている。
 有隣堂は某地域の書店チェーンで、私もお世話になっている。下手なテレビよりも面白い、高クォリティの公式 YouTube チャンネルを運営しているという訳だ。ちなみに、私がこのチャンネルを知ったきっかけは、「キムワイプ」をググったことだ。(キムワイプは化学系の友達とのジョークに良く出てくる)

 何はともあれ、2022年6月7日の動画を見てほしい。



 うわ、ブッコロー・モデルが出たら、アクリルのサンレレちょっと欲しいかも!
 しかし、この動画を見せられたウクレレの先生(ギタリスト)曰く…

「ええ~だめっすよ~コリングス・オーナーがこんなん、だめっすよ~え~なんすかこれ、ぜ~ったい音痴な楽器っすよ~防水とか言って、ネック木製じゃないっすか~」

 …とまぁ、けちょんけちょんだが、けっこう楽しんでいた。ブッコローの影響で、先生のところにもサンレレを抱えた人が来るかも知れない。

 そしてまたある人は、「ミンミンの方がよくない?」と言う。ミンミン?
 「みんなの民族楽器」ことミンミンは、2005年生まれと言うからサンレレとおなじくらいの歴史だろう。楽器の大きさの割に響きが豊かで、三弦のフレット付き。



 そもそも、演奏が容易なギター型の新しい楽器としては、一五一会が知られている。こちらも調べてみると、できたのは2003年だそうだ。つまり、サンレレやミンミンと、ほぼ同時期ということになる。



 ブッコローが、「指がつって F を抑えられず、窓からギターをぶん投げたと」言っていたように、多くの人がギターに挑戦しはては、夢砕かれてきたのだろう。そんな人たちのために、より容易に弾ける、お手軽な撥弦楽器が色々考案されているらしい。世界に目を向ければ、もっとたくさんあるだろう。
 先生曰く、「弓を使うのでなければ、この手の楽器は大抵弾ける」とのこと。そういえば、トムさんもマイク先生のことを「フィドル以外の弦楽器は何でも弾ける」と言っていた。
 確かに、ピアノが弾ける身としては、あの手の鍵盤楽器はそれなりに練習すればなんとかなるだろう。
 結局は、どんな楽器にしろモノにするには「それなり」の練習,努力が必要というわけだ。どうせ楽器を習うなら、「簡単」や「5分」がウリの安っぽい楽器よりも、まともな楽器を一日も早く習い始めることをお薦めする。退職したらなどと言っている場合ではない。ブッコローの人は若くもないが、かなり器用な方である。
 私は結局、根がクラシックなんだと思う。