The Third Man2019/09/03 19:32

 明日から、五泊でウィーンに行く。三年ぶり、二回目。

 今回の目的は、オペラ。「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「こうもり」「ホフマン物語」の四本。日本で見るよりずっと安いので、お得感がある。
 本当は何か ―― できればピアノの曲を、楽友協会で聴きたかったのだが、ちょうどよい物が無かったので、今回はパス。

 五泊のうち四夜オペラ鑑賞というのは、なかなかのハード・スケジュール。体力を温存しながらとなるだろう。そのような訳で、今回はウィーンにとどまるつもり。

 ウィーンを舞台とした有名な映画に、「第三の男」がある。数ある映画の中でも最高傑作の誉れ高い ―― ということになっている。
 私は一度しか見たことがないが、カフェ・モーツァルトで待ち合わせとか、プラーターの観覧車での対面などが印象深かった。それから、ラストシーン。

 テーマ音楽は、ツィターが奏でるメロディがあまりにも有名だ。有名すぎて、いまやビールのCMから、JRの発車メロディにまでなっている。



 さて、この曲をカバーしているといえば、ザ・バンド。これはジャムセッションの間に、なんとなくやったものがレコーディングされて、残ったのではないだろうか。



 ジャムの合間に ―― で、ビートルズも「第三の男」のテーマを残しているのは、初めて知った。たしかに、冒頭に聞こえるのはジョンの声だ。
 今年の [Abbey Road] もさることながら、来年の [Let It Be] も気になるところだが、この手の音源も拾われるのだろうか。

Schloss Schonbrunn2019/09/05 18:53

 「いよいよシェーンブルンを襲撃するんですか?」

 森雅裕「モーツァルトは子守唄を歌わない」より

Ritter und Red Bull2019/09/06 00:15

 ドイツ語圏在住の友人のおすすめチョコを爆買い。

 そして本場のレッドブルが身にしみる…!

Le Nozze di Figaro2019/09/06 06:18

 コンツェルトハウスでの「フィガロの結婚」は、オケが舞台に載った形式で、現代版の演出。観客の平均年齢高め。東洋人は私ひとりではないだろうか。

 フィガロはジーパン、ライダースジャケットで、サングラス。
 伯爵は第一幕で隠れるのに、ヴァイオリニストから席を奪い、第二幕ではドアを破壊するために電気ドリルを持ち出す。会場大ウケ。

 改めて思うに、フィガロって、百合っぽいオペラだ。スザンナに伯爵夫人、ケルビーノ。最強。

Kunsthistorisches Museum2019/09/06 22:02


 日本ではフェルメール一枚で押すな押すなの騒ぎだかが、こちらではそうでもない。人気はあるけど。

Die Fledermaus2019/09/07 01:37


 やはりウィーンに来て、「こうもり」は、外せない。初めてのボックス席。
 それにしても、昨日は全くいなかった日本人が、いるわいるわ。フィガロに勝る「こうもり」、恐るべし!

Kruzifixkapelle2019/09/07 21:46



 モーツァルトは亡くなったあと、シュテファン大聖堂のこの礼拝堂で聖別をうけ、共同墓地に葬られた。
 彼にははっきりした墓がない。

Don Giovanni2019/09/08 01:50


 コンツェルトハウスで「ドン・ジョヴァンニ」これまたオケが舞台に載った形式。

 ドンナ・アンナの人がうまい。

 レポレッロはカタログを持っていなかったのでどうするのかと思ったら、突如指揮者のスコアがカタログになった。重い。
 Viva la leberta のところでレポレッロが拡声器を持ち出したのも面白かった。

F1 Italian GP on ORF2019/09/08 21:59


 ホテルでF1観戦。
 ひとつしかないオーストリアの地上波、ORFが生中継しているのだ。それほど人気があるということだろう。

 昨日の予選もみていたのだが、一体何が起こったのか分からず、ドイツ語の実況も笑っている。もしやと思ったが、本当に時間切れだった…

Les Contes D'Hoffmann2019/09/09 00:44


 ウィーン国立歌劇場で「ホフマン物語」。ディスプレイがハイテク化している。日本語字幕もあって嬉しい。
 オランピア、ジュリエッタ、アントニアを一人の歌手が演じる。リンドルフ、コッペリウス等も、しかり。大変だろう。