CRT & レココレ ジョージ・ハリスン誕生祭2017/02/21 17:55

 年に一度のお楽しみ、レココレ・プレゼンツ CRT ジョージ・ハリスン祭りが開催され、例年のとおり参加した。

 今回の話題の中心は、2月24日に迫った"THE VINYL COLLECTION"の発売。ジョージのオリジナル・アルバムと、日本公演のLPレコードセットの発売だ。



 ジョージ大好き、本秀康さんが会場に集ったジョージファンたちに、「レコードボックス買う人!」と訪ねたところ、まさかのゼロ!なんと誰も予約もしていないし、買う人も居なかったのだ。ショックを隠せない本さん。
 さらに追い打ちを掛けることに、日本限定CD紙ジャケを購入予定なのは、二人だけだったのだ。ちなみに、そのうちの一人が私。
 「この場に居る人が買わなかったら、誰が買うわけ?!」とは、萩原健太さん。

 思うに、どうやらCRTに集まるジョージファンは、ジョージのファンではあっても、コレクターではないということのようだ。殆どの人が [Dark Horse Box] と[Apple Box] を持っているわけだし、かさばる上に高額で、聴くにはターンテーブルが必要なLPボックスには食指が動かないのも分かる。
 私はトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのLPボックスも購入していない。もしCD紙ジャケセットがあれば買うのだが。ジョージも小さいのなら持っていていても良いだろうと思い、予約している。もっとも、発送は3月以降だそうだ。

 アンケートコーナーでは、イベントについて「マニアック過ぎでは?」との意見があった。
 確かにその通り。「あえて」メジャーでポップな曲を流すことを避けているし、「電子音楽の世界」と「不思議の壁」を苦行のように聴こうとするのは、あまり意味がないと思う。
 我等こそはジョージのファンだという力みは否めない。気持ちは分かるが、もっと気楽に、好きな曲、多くの人に分かり易い曲を楽しんだ方が良さそうだ。
 「ジョージを世に広めるには、どうすれば良いか?!」と大まじめに考えているが、よく考えれば、既にジョージは世に広まっているし、音楽が好きな人が素晴らしき音楽を探索する過程に、ジョージが居ればそれだけで良いと思う。

 そうは言っても、欧米と日本での知名度に落差のあるTP&HBのファンである私としては、「もっとよく知って欲しい!」と努力したい気持ちも良く分かる。このブログだって、そういう意義が無いとは言えない。
 「いくらか知識があって、それを前提とした音楽の話」も良いが、もっと基本的な「彼らの良さ」から語るのも、重要な切り口だと、改めて思った。

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