Wah-Wah2017/01/11 20:52

 ジョージの公式ツイッターによると、1969年1月10日は、ジョージが「バンドから抜け出して家に帰り、"Wah-Wah" を作った」日だそうだ。
 ツイッターにはそうとしか書いていないが、どうしてバンドから抜け出したかというと、もちろんポールにムカついたからである。
 そんなわけで、まずはスタジオ・レコーディングの "Wah-Wah"。収録アルバムは、もちろん名作 [All Things Must Pass]。



 ジョージの曲のなかで一番好きな曲はと聴かれたら、一応 "Isn't it a pitty" と答えることにしているが、実のところ "Wah-Wah" も捨てがたい。これらの曲が同じアルバムに収録されているところが、ジョージの凄まじさなのだ。
 クールだけど熱くて、煌びやか。こんな名作が生み出されるのだから、ポールに感謝しても良いかも知れない。
 ジョージにとっても自信作だったのではないだろうか。[Concert for Bangladesh] ではバンド・パートのオープニングを飾っている。あれだけの人数がステージ上に揃っていれば、やりがいのある曲だ。

 ライブといえば、"Wah-Wah" の一番の名演は [Concert for George] だろう。



 目一杯の人数をステージ上に揃え、ありったけの音を響かせまくる。この曲の演奏はこうでなくてはいけない。このコンサートはジョージの追悼コンサートだが、とてもそうとは思えないほどの、ハッピーな祝祭感。音楽監督を務めたエリック・クラプトンと、ジェフ・リンに拍手喝采である。
 そして動画で見るたびに笑うのだが、トムさんの位置取りが最高。ダニーとクラプトン、どちらを捉えてもしっかり映り込むニコニコ・トムさん。金髪も目立つし、大口開けて笑っているし。大好き。

 "Wah-Wah" にはカバーも多いが、私の印象に残っているのは、オーシャン・カラー・シーンによるカバーだ。2004年のレコーディングだというから、[Concert for George] の演奏を見て、録音する気になったのではないかと、推察している。
 オリジナルの良さをよく理解して、カラフルに、ハッピーに、華やかな音作りをしているところが、とても好感触だ。

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