ピンクの金髪ビートルズ2016/06/17 23:20

 いつもお世話になっている、日本におけるトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ・ファンコミュニティ,Heartbreaker's Japan Party。7月2日の公式オフ会は、参加申し込み期限が6月20日(月)。
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 そのHeartbreaker's Japan Partyさんから、教えてもらった、貴重な写真のサイト。トム・ペティが所属した最初期のバンド、サンダウナーズのカラー写真が紹介されている。

Former Gainesville Musician David Mason Remembered

 こっ、これは!伝説の!!ピンクのビートルズ!!!
 トムさんが、[Conversations with Tom Petty] の中で、サンダウナーズにはお揃いの服があったが、メンバーのママのお手製で、どういうわけかピンクだったとコメントしていた。
 ピンクのビートルズ…?
 以下、「カントム」から抜粋。(全文は [Cool Dry Place] でどうぞ)

Q:サンダウナーズには、お揃いのユニフォームがあったのですか?

TP:ああ。ぼくらはセルフ・サービスの靴屋に行って、ビートルズ・ブーツを買った。ビートルズ・ブーツが買える、唯一の店だったんだ。キューバン・ヒールになっているやつ。ぼくらは毎日ビートルズ・ブーツを履いていた。

Q:学校へも?

TP:ずっとだよ。それから、細いズボンも。本当にタイトでね。それから、デニス・リーのママが最初のユニフォーム一式を作ってくれた。ビートルズが着ていたみたいな、襟なしのジャケットだ。でも、色がピンクだったんだよね。それに、黒のズボン。ぼくはすごく細く見えた。
 それから、ひだ付きのシャツを手に入れた。キンクスを見ていたからね。キンクスがそういうひだ付きのシャツを着ていた。これもデニスのママが作ってくれた。
 だからあの頃は、ぼくらは同じような格好をしていた。そうしないとバンドには見えなかった。

 あの頃のバンドでは、同じような格好をしていたんだよ。1965年ごろだな。
 ストーンズが、同じユニフォームを着なかった最初のバンドだ。彼ら自身がユニフォームみたいんものだった。彼らの言動がね。
 とにかく、みんなある一定の時期は同じような服を着ていた。

Q:ザ・サンダウナーズという名前は、あなたが作ったのですか?

TP:たぶんね。でも、ほかの誰かだったかも。とにかく、みんな気に入っていた。それで決まった。
 すばらしき日々だったよ。1965年、ビートルズは巨大な存在で、音楽は大爆発していた。
 ぼくらはいてもたっても居られずに、練習したり、プレイしたりしていた。


 ずっと、「ピンクのビートルズ」の写真が見たかったのだ。本当にピンクだった…。それにしても、どうしてピンクにしたのだろう…?
 衝撃的なことに、写真の紹介コメントによると、トムさんのマッシュルームカットは、ウィッグなのだと言う。これ、本当だろうか?
 俄には信じがたい。さすがのトムさんだって、このころは豊富に頭髪があっただろう(←無礼)。
 12歳ごろのベンモント曰く、楽器店にはブライアン・ジョーンズのような髪型の少年(トムさん15歳くらい?)が居たというのだから、自前で立派にマッシュルームができたと思うのだが…。
 どうかな…ウィッグかなぁ…?

 「カントム」では、キンクスに倣った、フリル付きのシャツにも言及している。
 これだ。



 それにしても…キンクスって容姿がイケてないのよね…。音楽はクールなのに…
 ともあれ、このフリルシャツ。ロンドンのオシャレ大英帝国キッズだから良いのでありまして。アメリカは南部も南部、フロリダ州でこれは中々勇気の要ることではなかっただろうか。トムさん、可愛いし。この「ピンクの金髪ビートルズ」期のトムさんと出会っていたら、マイクは仲間になってくれただろうか…?