Scott Thurston2015/06/29 22:42

 一昨日は、いつもお世話になっている、Heartbreaker's Japan Party のオフ会だった。

 今回は映像ありの会で、いつもながらに充実の映像鑑賞となった。とても楽しい。
 特に、現在のTP&HBから、5年ごとに彼らの姿を遡って見てゆこうという趣向は面白かった。トムさんの髪型とシャツ、ジャケットなどにあーだ、こーだと言いつつ、やがて現れるハウイの姿に、悲しみを新たにせずにはいられなかった。唯一無二の、あの素晴らしい歌声、バンドワーク、彼の元気な頃のバンドを見るにつけ、その不在が寂しくてたまらない。
 …などと言うシンミリした気分を、ぶっ飛ばしてくれてしまったのが、「スコット・サーストンと、スティーヴ・フェローニの昔の姿もチェックしよう!」企画。
 スティーヴ・フェローニも驚いたが(しかし格好良かった)、スコット・サーストンにはもっと驚いた!!!

 見せてもらったのは、1979年。イギー・ポップのバンドマンとしてのスコット・サーストン!推定27歳!!!(当時、バンドがストゥージズと言ったのかどうかは知らない)
 余りの凄さに、悲鳴を上げていたので、どの曲かは良く分からない。とりあえずこの曲をアップする。いや、スコットにとっては「晒す」…だろうか?



 おおおおおおお…髪の毛が多い!!!誰だ、これ!!?
 今でもスコットはスマートで格好良いが、この頃は更に細い!

 いや、髪の毛やパンツはどうでも良い。アイメイクをしている!あれは絶対、アイラインを引いている!下手したらマスカラも塗っている!!!
 最近では、男子のアイメイクを、「マンスカラ manscara」とか「ガイライナー guyliner」と言う。「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジョニー・デップと言えば分かり易いか。
 いや、しかしここはやはり、ノエル・フィールディングにお出まし願う。



 左のジュリアンはアイメイクはしていないけど。いや、時々するか…

 スコット・サーストンのアイメイクだけで話が終わっては気の毒なので、1999年ローリング・ストーン誌のトムさんのコメントを紹介。Wikipedia に載っている。

 「ぼくはずっと、スコットを端っこから前に出そうとしてきたんだ。彼はいつも、自分を『サイドブレイカー』とか言って、サイド・マンとみなしていたからね。それでいつも端っこに居ようとするんだ。
 でも、ぼくらはみんな、彼が大好きだ。ぼくと一緒に歌っても凄く良いしね。とにかくいつも一緒にいて欲しいんだ。
 ぼくら、他のメンバーにとって、スコットは緩衝材でもある。ぼくらが喧嘩になったり、派閥争いになったりすると、彼が間に入って、『じゃぁ、こうしたらどうだい?』といってくれる。あのダックヘッド ― ぼくらはそう呼んでいるんだけど、彼はニュートラルだから。フロリダ出身じゃないし、昔のあれやこれやのしがらみが無いんだ。」


 ツッコミどころ満載。「アヒル頭」って…アヒルに似ているって意味だろうか。アイメイクしたアヒル。
 喧嘩になったり、派閥争いになったりって…主に、トムさん,マイク,ベンモント,昔だったらスタンのことなのだろう。
 あれで意外と、マイクとトムさんは喧嘩しそうにないので、主にベンモント…?フロリダの頃はあーだ、こーだで、年下が苦労したり、不満を抱いたりするのは、昔から同じなのだろう。…と、勝手にベンモントをジョージ・ポジションにつける。名誉だぞ、ベンモント!

 ストゥージズのジェイムズ・ウィリアムソンによると、ギターはもちろんのこと、スコットはキーボードも上手いと言う。ハートブレイカーズには凄いピアニストが一名いるので、スコット・サーストンはもっぱら補助的にしかキーボードを弾かない。贅沢だ。
 思えば、フロリダの近所仲間で作った少年バンドが、いまやすっかり贅沢なラインナップになったものだ。スティーヴにも、スコットにも、これからも正真正銘ハートブレイカーズとして活躍し続けて欲しい。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログの制作者名最初のアルファベット半角大文字2文字は?

コメント:

トラックバック