Postcards from Pradise2015/04/07 21:39

 リンゴ・スターの新譜 [Postcards from Paradise] を聴いた。
 いつものリンゴ。変わらぬ温かで、でも芯のある歌声と、強力なサポート陣のさまざまな色をうまくまとめ上げる包容力。お馴染みのデイヴ・スチュアートに、スティーヴ・ルカサ-、ジョー・ウォルシュ、トッド・ラングレンなど錚々たるメンバーの中に、もうすっかりリンゴ・ファミリーとしてお馴染みになったベンモント・テンチもいる。



 安心感のリンゴ。リンゴはやっぱりリンゴ。ポップで優しくて、ちょっとひねりの利いた楽しいアルバム。
 アルバムタイトル曲の歌詞は、ほとんどビートルズの曲タイトルの羅列。こういう曲を作っても、悪く取られないのがリンゴの人徳だ。

 我等がベンモントの出番は、アルバムの中盤,"Right Side of the Road", "Not Looking Back","Touch and Go" の3曲。
 特に "Not Looking Back" が素晴らしい。ベースはネイサン・イースト。そもそも、曲がそのものが良い。ストリングスと相まって、とても感動的だ。そして何と言ってもキーになるのが、曲を支えるように鳴り響くベンモントのピアノだ。



 最近、ハートブレイカーズにこういう曲調がないだけに、なおさら素敵だ。ベンモントのソロアルバムにあるような、穏やかで温かで素敵な楽曲。

 リンゴは今年ソロ・アーチストとしてロックの殿堂入りするが、そのプレゼンターは誰なのかと楽しみにしていた。トムさんなんて適任だと思うしジェフ・リンでもいい。後輩ドラマーのデイヴ・グロールでも良いし、大サプライズでチャーリー・ワッツでも良い。
 …などといろいろ想像を巡らしていたら、もう発表されていた。
 ポール・マッカートニー。

 ポぉール…?いや…それは…期待していたのと…違う…。
 超大物だけど、全然嬉しくない…。ほかのビートルはともかく、ポールだけは違うような気がするんだけど…。
 まぁいいや。スペシャル・ジャムを楽しみにする。もちろん、ベンモントも参加でよろしく!

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