Carnegie Hall2013/11/06 21:53

 アメリカの Live Nation Concerts から、よくライブ案内のメールが来る。ニューヨークやニュージャージーでTP&HBのライブを見た関係で来るのだが、時々面白い内容があるので配信を止めないでいる。

 最近来たのは、ニール・ヤングのコンサート案内。来年の1月、ニューヨークのカーネギー・ホールでコンサートをするそうだ。私は特に彼のファンというわけではないので行かないが、カーネギー・ホールにはいつか行ってみたいと思っている。もちろん、クラシックの演奏会で。
 この写真は、私がニューヨークに行ったとき、外観だけ撮影したもの。演奏会は駄目でも、見学ツアーもあるそうだ。



 ニューヨーク,マンハッタンの7番街57丁目にあるクラシックの殿堂カーネギー・ホール。鉄鋼王アンドリュー・カーネギーが建てた。
 数々のクラシックの大物たちがここを舞台に活躍したわけだが、グールドとバーンスタインの「ソリストと指揮者、どちらがボスだ?」で有名なコンサートも、このカーネギー・ホールだったとのこと。

 Wikipedia にも載っている、有名な「カーネギー・ホール・ジョーク」というものがある。

 57番街を歩いていた人が、ルービンシュタインを呼び止めて道をたずねた。
「すみません、カーネギー・ホールへ行くにはどうすれば良いのですか?」
「練習して、練習して、さらに練習してください。」


 このジョーク、もちろん本当にピアニストのアルトゥール・ルービンシュタインが体験したこととは思いがたく、別バージョンではヴァイオリニストのヤッシャ・ハイフェッツになっているそうだ。
 英語版のWikipedia には、ヴァイオリニストのミッシャ・エルマンのエピソードがオリジナルではないかとの記事が載っている。
 曰く、エルマンがあまり満足のいかないリハーサルの後、夫人と共にカーネギー・ホールから出て行こうとしたときに、二人の旅行者が、彼がヴァイオリン・ケースを持っているのを見て、'How do you get to Carnegie Hall?' と尋ねた。するとエルマンは無愛想に「練習」とだけ答えたのだと言う。

 ニール・ヤングも舞台に立つくらいだから、最近はロックなどのポップス・ジャンルのアーチストも、カーネギー・ホールに出演する。
 ロック・アーチストが頻繁に出るようになったのは、ビートルズ以降のことだそうだ。
 1964年2月、アメリカにはじめてやってきたビートルズはエド・サリバン・ショーに出演。そして、12日に2回、カーネギー・ホールでライブを行ったと、カーネギー・ホール公式ページのヒストリーに載っている。曰く、そのときの録音が存在するという伝説がまことしやかにささやかれているそうだが、今のところ発見には至っていない。
 たとえ録音が残っていたとしても、無駄に音の良い絶叫がよく残っているのではないだろうか。

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