Full Moon Fever がやってきた ヤァ!ヤァ!ヤァ!2013/10/24 20:46

 [Full Moon Fever] と言っても、アルバムそのものではない。楽譜である。
 五線でのメロディラインや、コード、ギター用のタブ譜などが収録された、いわゆる「ソング・ブック」と呼ばれるもの。

 そもそも、これを入手するのが大変だった。
 この手の楽譜は、アルバムが発売され、よく売れていた時期に作られるもので、それ以降だと新品はなかなか手に入らない。そのアーチストの代表曲を集めた「ベスト版」のようなものなら手に入るが、 [Full Moon Fever] のように特定のアルバムの全曲収録となると、今や古本でないと手に入らない。実際、私の所に来た本も1990年のもの。
 アメリカのアマゾンで注文した一つ目の古本屋は後になって、入手できませんとの連絡をよこした。二つ目の古本屋でやっと入手。
 かなり時間がかかりつつも、無事に届いた楽譜は、 "Handle with Care" つきの封筒に入っていた。



 傷みも汚れも、そこそこあるいわゆる古本。かび臭さも古本。
 前の持ち主が弾こうと挑戦したらしき曲は、"Yer So Bad"。小さな字で書き込みがあった。

 このA4サイズの楽譜、表紙も嬉しい。私は[Full Moon Fever] をCDでしか持っていないので、大きさが魅力的。
 あのフィルモア・ポスター風のデザインの四隅に、画鋲を刺した後がくっきり見える。LPの時は、こういう細かいこだわりがもっとよく見えたのだろうなと、その時代が少しだけ羨ましい。

 この楽譜、面白いのは1曲につき二つの楽譜がついていること。
 まず、メロディを五線にして、そこにコード名と歌詞だけを加えたもの。その次に、特徴的なリフや、ギターソロをタブ譜で解説しているのだ。
 ギターが弾ける人にはそれなりに分かり易いのだろうが、私にはピンとこない。
 私がこの楽譜を買ったのは、"Here Comes the Sun" 攻略で気を良くし、今度はTP&HBをウクレレで弾くぞと意気込んだからだ。私は五線譜とピアノに対する絶対音感しかないので、ヒントになる譜面がないと、弾けないのだ。

 狙い目は、"Alright for Now" ― だが、少々問題がある。一番低い音が、ウクレレの最低音よりさらに完全4度低いのだ。むむ。これは大幅な移調が必要なのだろうか。
 これをどう攻略するかは、先生に相談する。

 それにしても謎なのは、この楽譜の収録順だ。アルバムの収録順でもなければ、アルファベット順でもない。まず "I Won't Back Down", "Free Fallin'","Feel a Whole Lot Better" …これ、一体何の順番?
 しかも、目次はアルファベット順。大きな謎。

 さて、ウクレレ・ロッカー、どこまでTP&HBを攻略できるだろうか?