(Your) Saving Grace2013/10/06 20:45

 ニッキー・ホプキンズの伝記を読んでいて、彼がスティーヴ・ミラー・バンドとも仕事をしていたことを知った。
 私が持っているスティーヴ・ミラー・バンドのアルバムは、[The Joker] や、[Fly Loke an Eagle], [Sailor] で、それ以前のものを持っていなかった。ちょうど良い機会なので、ニッキーが参加しているアルバム、[Your Saving Grace] を買ってみた。

 これと言って強烈なヒット曲があるわけではないのだが、聞いていて心地良いアルバム。タイトルになっているのが、最後の収録曲 "Your Saving Grace"。印象的なオルガンは、ニッキーが弾いている。



 "Saving Grace" という言葉は、私にとっては何と言ってもトム・ペティの楽曲。2006年彼のソロ作品 [Highway Companion] のシングル曲になっている。
 どうやら、「取り柄」という意味らしい。しかも、いろいろ良くないところはあるもの、「救いになる点」とのこと。
 ソロとは言っても、そこはトムさんのこと。ビデオはハートブレイカーズと一緒に作っている。



 クールで格好良い曲なのだが…いろいろ突っ込みたくなるのはトムさんのスタイル。
 まず、髪型が女子たちに不評。おばさんっぽいと言った人もいる。多分、動きのない感じが悪いんだろうな。特にサイドに流れがない。トムさんの金髪にはやはり流れが必要なのだ。
 ジャケットも私もあまり好きではない。丈が長すぎる。トムさんには丈の短いジャケットの方が似合うと思うのだが。素材も重そうで良くない。もっと軽やかじゃないと。足技は軽くきまっているので(クルクルクルクル…)、やはりトップスをもっと軽くコーディネートしてほしい。
 マイクも、髭をちゃんと染めなきゃだめだよ。
 だめだめなキャプテン二人に比べて、スコットのスマートで格好良いこと!

 やはりこの曲は、ライブ映像のほうが格好良い。これは、TP&HBのデビュー30周年ライブ。ベンモントの連打からのグリッサンドが格好良い。エンディングのギターブレイクをもう少しだけ長くしてくれても良かった。