Remembering J J Cale2013/07/31 21:06

 JJケイルが亡くなった。
 特に彼のファンという訳ではないが、彼のカバーや、彼の影響を大きく受けた音楽も聴いている。ご冥福をお祈りする。

 JJケイルと言えば、まず思い浮かぶのは、クラプトンがカバーした "Cocaine"。私も好きな曲だ。ここは、ケイルのオリジナル録音で。



 気張ってハードな音を出すことに一生懸命になりがちなロックに、リラックスして(まさにレイドバック)、穏やかで、優しくささやきかけるようなサウンドをもたらしたケイル。彼の存在のおかげで、ロックの表現力はさらに広がったと言えるだろう。

 トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのマイク・キャンベルは公式ページで、コメントを発表している。

Remembering J J Cale

 ギタープレイの素晴らしさを言うと同時に、歌詞にも言及しているところが、いかにもマイクらしい。あらためて彼は歌が好きなのだと実感させられる。
 そういえば、2008年にマイクが雑誌「プレミア・ギター」のインタビューを受けたとき、「最近のプレイヤーでは誰を聞く?」と尋ねられ、
「最近の人となると、ちょっと考えないと。ぼくの原点に影響をあたえた、年上のプレイヤーの方がぼくにとっては魅力的になりがちだからね。J.J.ケールは好きだな。でもけっこうキャリアがあるか。マーク・ノップラーも、J.J.と十分張り合える。」と応えている。
 Cool Dry Place 翻訳があるので、参考までに直リンクをはっておく。

Cool Dry Place:Runnin’ Down a Dream : Mike Campbell by Tom Guerra

 TP&HBは、今年のツアーでもケイルの曲をカバーしているし、[Live Anthology] にも "I' like to love you baby" が収録されている。