This Old Heart of Mine2013/01/15 22:02

 The Supremes もしくは、Diana Ross & The Supremes というのは、日本語表記するときに「シュープリームス」が良いのか、「スプリームス」なのか、いやそれなら「スプリームズ」の方が良いのか、とにかくよく分からない。日本盤のアルバムを買うと、「シュープリームス」と書いてあるので、これに従うことにしているが、実際に口に出して発音するときは、「スプリームス」と言っている。

 ロックでもそうだが、基本的に男声が好きな私は、シュープリームス購入はモータウン買いの第二段階となっていた。
 まずは、[Where Did Our Love Go]。ごく最近、[The Supremes A' Go-Go] と、[Let the Sunshine In] を購入。三者目は、ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス名義になっている。
 有名な "You Can't Hurry Love" 目当てで買ったような [The Supremes A' Go-Go] だが、驚いたのは、"This Old Heart of Mine" のカバーが収録されてていたこと。
 無知というものは恐ろしいもので、私はこの曲をロッド・スチュワートが オリジナルだと思っていた。実際はもちろん、ロッドの方がカバーであり、オリジナルはアイズレー・ブラザーズ。モータウンである。
 「オリジナル」と言うと、ロックの世界ではアーチスト自らがソングライティングをしているのが普通だが、モータウンの場合、ライターはモータウンの職人である場合も多く、"This Old Heart of Mine" もこのケースにあたる。

 まずは、アイズレー・ブラザーズから。



 いかにもモータウンと言った感じの、いわゆる「ノリノリ」というもの。格好良い。アイズレー・ブラザーズのアルバムも早く欲しくなってきた。
 そしてこちらが、シュープリームス。



 アイズレー・ブラザーズと同じノリで、元気で楽しい雰囲気。
 それに対して、ロッドのバージョンというのはとてもしっとりとしていて、味わい深い。どういうわけか、この1976年のアルバム収録バージョンが、YouTubeで見つからない。私にとって、[Atlantic Crossing] はロッドの中でトップクラスには位置しないアルバムではあるが、この曲は、ロッドの良さが非常に良く出ていて好きだ。
 後年、ロッドはロナルド・アイズレーとのデュエットで "ThisOld Heart of Mine" を採録しているが、こちらはちっとも良くない(YouTubeにはよくヒットする)。

 面白いと思ったカバーは、ゾンビーズのもの。
 いかにも60年代UK, マージービート、きらきらしたギターに、ソリッドなロック、ゾンビーズならではの格好良いキーボードがイカしている。

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