Del, I love you.2010/05/22 23:31

 Cool Dry Place にまた「カントム」をアップしようとしているのだが、長くなったのでページを分けようとしたらえらく大変な作業になってしまった。もともとPCに弱いのだから、致し方がない。
 今回アップしようとしている箇所には、トム・ペティのセリフの中でも、特に私が気に入っているものの一つ、「デル、愛してる。ハウイはいただくよ。」が含まれている。
 そこで、デル・シャノンの映像など眺めてみる。

 60年代の映像は置いておくとして、まずは1978年。TP&HBのライブ映像から。ゲストにフィル・セイモアとデル・シャノンが登場するのだが、フィル・セイモアはほぼ居ないのと同じ。



 比べては気の毒だが、ウィルベリーズのカバーに耳が慣れていると、このオリジナル,デル・シャノンの迫力に圧倒されてしまう。特にあのファルセットは稀有のものだろう。ファルセットなのに、ものすごく厚みがあって、凄まじくパワフル。いかにも貫禄充分の、格好良いロックスターで、大ファンになってしまう気持ちは良く分かる。
 あの有名なキーボードのソロパートは、ベンモントが張り切ってくれている。いいぞ、ベンモント!
 それにしても、この1978年という時期は、興味深い。TP&HBにしても [Damn the Torpedoes] のブレイク前ではないだろうか?その駆け出し時期には、すでに共演している。もう知り合っていたのか、それともこの時期がきっかけだったのか。そのあたりの経緯は、「カントム」では語られていない。

 続いて、デル・シャノンの衝撃的な死後に作られた短いドキュメンタリー [ Side Story ] 。家族や、マネージャー、そしてデルを尊敬するアーチストとして、トムとボニー・レイットが登場する。



 不謹慎だが、この映像に登場するトムさんは格好良い。帽子が良い雰囲気を作っている。
 最後に、デルがウィルベリーズも加わっていたかもしれないとの示唆があるが、この点についてはトムが「カントム」で明確に否定している…が、それほど「否定」が知られていないのは、どうしたわけか。相変わらず「幻のVol.2」の話題はそこかしこで目にする。結局、そういう話の方がロマンチックで良いということだろうか。