Throat Coat2010/04/18 22:56

 先月受けた資格試験は、無事に合格した。何せ、本来は去年の12月に受けるはずだったものだ。落ちたらシャレにならない。もっとも、落ちたらウィルベリーズ本のせい…でもあったかもしれない。

 先日翻訳してCool Dry Placeにアップした [Conversations with Tom Petty] の中では、トムのライブ前準備について語られた。
 そこに登場したのが、喉のために飲むハーブティー。トラディショナル・メディシナルズ社の「スロート・コート」…
 かつて、好きなアーチストがインタビューの中で飲んでいたブランドの紅茶を探し、血眼になっている人がいて、「よくやるよ」と半ば呆れつつも感心したことがある。よもや、自分がそのパターンにはまろうとは思わなかった。つまり、この「スロート・コート」を本気で探し始めたのだ。


 これがトムさんが飲んでいる「スロート・コート」。エルム(ニレの木)エキス入り。16袋入り。

 近所の輸入食料品屋で、簡単にその名前を見つけた。ところが、名前のある棚はからっぽ。店員さんによると、売り切れとのこと。その店員さんの様子が、「ああ、これね…」と言う感じ。どうも、日本の人気歌手もやはり愛用していると発言したらしく、同じものを求めるファンと、私も同類とみなされたらしい。いや、確かに同類なのだが…でも、こっちはトムさんでありまして…!

 めぼしい輸入食料品取扱店を数件確認したところで、お目当ての「スロート・コート」が手に入った。1000円弱。通信販売ならもっと安いだろうし、アメリカではメジャーなブランドなので、もっともっと安い。

 

 パッケージを見比べると分かるが、私が入手したものとトムさんが愛飲しているものは、微妙に違う。私が買ったのは、「レモン・エキナシア」入り。エルムエキスは入っていないかもしれない。まぁ、いいや。本物はアメリカで探そう。

 さっそく試飲。そもそも、私はふだんからハーブティーを飲む習慣がない。お茶が好きで、日本茶やミルク・砂糖を入れた紅茶をよく飲むのだが。なんでも、ハーブティを上手飲むには、10~15分蒸らすために蓋つきのマグが必要とのこと。そこで超安物をゲット。
 さて、お味は…あまッ!!これ、甘い!お砂糖も入っていないのに、けっこう甘い!男の人とかは、苦手かも…?匂いは、京都銘菓「(生)八橋」を彷彿とさせる。
 肝心の喉への効果は…良く分からない。何せ喉を使う人ではないので。べつに特に喉に問題があったわけではないし。トムさんと同じ(いや、厳密には同じではないが)お茶を飲むのが目的なので、これで良いのだ。

 ところで、このハーブ。アメリカではほぼ薬扱いされているらしい。「スロート・コート」の場合、以下のような注意がある。

腎臓、もしくは肝臓機能障害、高血圧、心臓病の方は、使用しないでください。
低カリウム血症、ホルモン療法、利尿剤、MAO抑制剤などを摂取されている方は、ご使用になる前に医師にご相談ください。
一日の摂取目安は3~6回。長期連用は控え、6か月以内にとどめること。


 …トムさん、肝臓とか…高血圧とか…大丈夫?ツアーも長丁場だし…。まぁ、若いころはもっとヘンなクスリが身近だったことを思うと、至って健康的なお話だが。