The Turtles2010/03/28 22:23

 ディランのカバーなどをあさっていたら、ザ・タートルズに行き当たった。以前、エド・サリバン・ショーの映像で見かけて、気になっていたバンドである(日本語で「タートルズ」を検索すると、まったく別の日本のバンドが引っかかる。知らないバンドだなと思っていたら、トータス松本の、あのバンドだった)。

 まだアルバムなどは持っていないので、何とも言えないのだが、この映像を見れば、私が何に心惹かれたのかは、一目瞭然だろう。曲は "She'd rather be with me"



 ださいセーターに爆発頭、メガネで体格の良いタンバリン&コーラスの彼は、マーク・ヴォルマン。あの愉快な振る舞いを見ているだけでも、嬉しくなってしまう。いいぞ、もっとやれ!

 ヴォルマンと、リードシンガーのハワード・ケイランが中心になって、1965年にカリフォルニアでバンドが結成された当初は、サーフ・ミュージックをやっていたが、やがてディランのカバー "Ain't me babe" がヒットして、フォーク・ロックバンドとして活躍することになる。当時のはやりに乗って、バンド名の綴りを "The Tyrtles" としていたこともあるが、定着しなかった。
 やがて、ザ・モンキーズやザ・キンクスとも接近したり、ジーン・クラーク&ロジャー・マッグインから曲の提供をうけたりと、面白い活躍をするようだが、70年になるころには、お決まりの契約問題が持ち上がった模様。60年代の終了とともに、ザ・タートルズとしての活動を停止した。
 今はディランで一杯一杯だが、いずれアルバムを聴いてみたい。