テンチ家の兄弟(その1)2008/08/13 22:07

 私はどうやら、テンチ家にはまったらしい。

 そもそもの始りは、TP&HBのキーボーディスト,ベンモントの曽祖父である、ジョン・W・テンチ少佐だった。彼についてネット検索すると、南北戦争におけるテンチ家の、微量な情報がひっかかる。こうなると、もともと歴史好きなので、気になって仕方がなくなるのだ。
 しかし、気になったところで調べをすすめようとしても、大きな障害が生じる。それは、私が南北戦争について、無知だということだ。仕方がないので、ウィキペディアで南北戦争の項目を通読するのだが、「西部戦線」という表現を見て、カリフォルニア州あたりを瞬時に想像してしまった。絶望的。(南北戦争における「西部戦線」とは、アパラチア山脈の西からミシシッピ川の東あたりに展開された戦闘のこと。)
 南北戦争を扱う本も色々あるようだが、どれを読めば良いのか皆目見当がつかない。良書があったら、紹介してほしい。…日本語で…(根性なし)
 そもそも、ロックというアメリカの音楽を愛しているのだ。その国の歴史を知ることは重要だ。(もっとも、私がこれまでに読んだ歴史の本で、一番面白くなかったのが、「アメリカの歴史全6巻」なのだが…)

 南北戦争の詳細についてはさておき、あらためて注目すべき(私が勝手に注目しているだけ)テンチ家の人々を確認する。まず、中心になるのは、ベンモントの曽祖父とその兄弟だ。

 我らがベンモント・テンチから数えて、4代前。ジョン・ヘンリー・テンチ(1807-1851)は、サウス・カロライナ州で生まれ育ったが、結婚後の1836年ごろに、ジョージア州コウェタ郡ニューナン(Newnan)に移住。8人の子供をもうけ、そのうち7人が成人した。

ヘンリー・グレイ・テンチ(1834-1891)
エリザベス・スーザン・エミリー・テンチ(1835-1929)
ジョン・ウォルター・テンチ(少佐)(1839-1902 ?)
ジェイムズ・アンドリュー・テンチ(1842-1861)
ルービン・モンモランシー・テンチ(1844-1910)
マーサ・エルヴィラ・テンチ(1847-1930)
ジャネット・ヘンリエッタ・テンチ(1849-1936)

 末っ子のジャネット・ヘンリエッタが、例のアル・フランクリンさんの曽祖母であることは、すでに述べた。「テンチ家の人びと(番外編)」の最後に、E.O.リンチ夫人が彼女だと書いたが、即ち「エリヤ・オルバート・リンチ氏の奥さん」と言う意味だ。
 テンチ家の兄妹を書き並べただけで、色々確認するべき項目がある。続きは、また次回…

(つづく)…と、言っても連投は無理。