アイリッシュ・パブ・セッション2008/07/27 22:33

 アイルランド音楽の、ティン・ホィッスルを習い始めて、もう3,4年になる。
 ロックのルーツを求めて、ブルースやゴスペルを愛聴していたが、どうもカントリーだけはしっくり来なかった。私の好みからすると、少し明る過ぎるのだろう。
 その点、アイリッシュは独特の暗さがある。すっかり気に入った上に、昔から管楽器の勘は悪くなかったので、習い始めたと言うわけ。

 半年に一度、先生がお弟子さんを集めてアイシッリュ・パブでセッションを開いて下さる。要するに発表会なのだが、凄いのはその環境だ。ソリストの周りを、プロのアイリッシュ・ミュージシャンで固めてくださる。
 今日の場合、6人のプロのサポートを受けた。

ホィッスル:生徒たちと同じ楽器。
アイリッシュ・フルート:モダン以前の姿のフルート
コンサティーナ:小さなアコーディオン型の楽器(兼バウロン,太鼓。)
イーリアン・パイプ:アイルランドのバグパイプの一種
フィドル:楽器はヴァイオリンと同じ
ギター:コードとリズム担当。

 今回は、イーリアン・パイプが目玉だった。あの「ブーン…」という独特のドローン(通奏低音)こそ、「魂を揺さぶるような」という表現に相応しい。
 あこがれるが、私は体格的に無理だろう。

 様々な曲を演奏したが、私のソロはダブル・ジグとリールという、拍子の違うダンス・チューンのセット。
 これは、70年代を中心に活躍したアイリッシュ・バンドの雄,The Bothy Bandのナンバーに感動して、私がリクエストしたもの。最初は、楽譜がなかったので、自分の鈍い耳を使って採譜した。
 かなり練習したのだが、無論まだまだ上達の余地はある。次回は更にBothyに倣ってリールをつなげるつもりでいる。