F1 Grand Prix2008/07/07 00:50

 私はF1ファンである。
 兄たちの影響で見始めたころ、中嶋悟も現役だった。彼が最後の鈴鹿でリタイア後に行ったインタビューで、ピンク色のポロシャツを着ていたことも覚えている。

 今年のフジテレビによるF1中継では、ビートルズ関係の音楽を多用している。
 Hello Good-bye, Jet, Long and winding road, Get back ... いずれもポールの曲だ。曲調的には悪くないのだが、かすかに違和感を覚えないわけでもない。
 F1の享楽的で資本主義バンザイな世界は、最近のポールが頻繁に発するメッセージとは合わない。むろん、曲を選ぶのはテレビ制作スタッフだ。

 ビートルズとF1と言えば、ジョージだろう。そもそも車好きだ。FasterというF1ソングも作っているし、F1関係の友人も多い。

 英雄ジャッキー・スチュワートとの友情は有名だし、デイモン・ヒルに至っては極秘扱いだった Free as a bird を、優勝祝いにフライングで歌ってあげてしまうほどの可愛がりようだった。
 このたび、引退を表明したデイヴィッド・クルサードは、ジョージ自ら応援に来てもらえた、最後のF1パイロットだったかも知れない。

 ジョージの親友たちの中には、一緒にF1サーキットにお出かけできた幸運な連中もいる。
 トム・ペティもその一人。インタビューで、アメリカ人としては珍しくF1の話題を出していた。

 ジョージとF1の関係で印象深かったのは、ビートルズ・アンソロジーの映像だ。

 ジョージの家のキッチンで、ジョージ、ポール、リンゴが話しているシーンで、壁にはジミ・ヘンドリックスとともに、アイルトン・セナのポスターが貼ってあった。ノウズの曲線からすると、マクラーレン・フォード時代の写真ではないだろうか。
 ジョージの息子,ダーニのウィルベリー・ネームが「アイルトン」というのも、うなずける。

 常にF1は、私の中でロックとつながっている。

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